カルザイ政権とタリバンが非公式のハイレベル秘密交渉
対タリバン交渉「だいぶ前から」=米テレビに認める-アフガン大統領
【ニューデリー時事】アフガニスタンのカルザイ大統領は12日までに米CNNテレビのトーク番組収録に応じ、アフガンの反政府武装勢力タリバンとの非公式対話を前々から行っていることを明らかにした。
米紙ワシントン・ポストは先に、アフガン政府がタリバン最高指導者オマル師の了解を得た代表者らとハイレベルの秘密交渉を始めたと報道。大統領はこれについて問われ「公式な形ではなく、だいぶ前から接触は続けている」と述べ、交渉の存在を認めた。(2010/10/12-06:36)
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%ab%a5%eb%a5%b6%a5%a4&k=201010/2010101200054
2010.10.6 14:40
アフガン停戦へ秘密交渉 カルザイ政権とタリバン
カンダハル州で、作戦を前に祈りを捧げるアフガン兵=5日(AP) 6日付の米紙ワシントン・ポストは、アフガニスタンのカルザイ政権と反政府武装勢力タリバンが停戦を目指し、ハイレベルの秘密交渉を始めたと報じた。アフガンやアラブ筋の情報としている。
同紙によると、タリバン側の代表は今回初めて、パキスタンにある意思決定機関「評議会(シューラ)」や最高指導者オマル師のお墨付きを得ているという。タリバンに近い消息筋は「彼ら(タリバン)は非常にまじめに事態の打開を望んでいる」と明らかにした。
今回の秘密交渉実施について、当初は否定的だったオバマ米政権も、今では支持に回っているという。
アフガンのカルザイ大統領は、かねてタリバンとの和平協議実施を優先課題に掲げていた。(共同)
アフガン政権とタリバン、和平へ秘密交渉か
【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポスト(6日付)は、アフガニスタンのカルザイ政権と旧支配勢力タリバンが、戦闘終結に向けた高官・幹部級の秘密交渉を始めたと報じた。
双方は以前、サウジアラビアの仲介による和平交渉を行い、物別れに終わっている。
今回は、タリバン側の交渉団は、最高指導者オマル師と、パキスタンを拠点とする意思決定機関「クエッタ・シューラ(評議会)」から全権を委任されており、「事態打開に前向き」(関係筋)だという。
タリバンはこれまで、駐留外国部隊の全面撤兵なしに同政権と交渉はしないと主張していた。しかし、ワシントン・ポスト紙によると、タリバンは、交渉を通じて政権への参加や、米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍の期限付き撤収などを探り始めたとみられる。
(2010年10月7日18時29分 読売新聞)
http://megalodon.jp/2010-1008-1957-38/tor-proxy.net/proxy/tor/browse.php?u=http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fworld%2Fnews%2F20101007-OYT1T01003.htm&b=14