公安調査庁は11日、団体規制法に基づき、オウム真理教の足立入谷施設(東京都足立区)と、教団最大拠点の南烏山施設(世田谷区)の2施設を立ち入り検査した。
足立区の施設と土地は、教団主流派「アレフ」が関連会社の名義で3月に取得していたが、同法が定める資産報告をしていなかったとして、公安庁が5月末に訂正指導をした。同施設への立ち入り検査は初めて。
南烏山施設には、アレフと、分派した上祐史浩(じょうゆう・ふみひろ)氏が率いる「ひかりの輪」が隣接する二つのマンションに別々に拠点を置いており、今回の立ち入り検査は両方が対象。
2010/06/11 12:15 【共同通信】