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2014/01/23

【朝鮮総連中央本部競売】モンゴル企業への売却を認めず=東京地裁

モンゴル企業への売却認めず=朝鮮総連本部の再入札-東京地裁

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地建物の再入札で、東京地裁は23日、50億1000万円で落札したモンゴル企業「アヴァール リミテッド ライアビリティ カンパニー」への売却を許可しない決定を出した。不服申し立てがなければ決定が確定し、3度目の入札が行われる見通し。

 昨年10月22日に決定する予定だったが延期されていた。決定によると、同社の提出書類にカラーコピーとみられる形跡があったため、地裁が在日モンゴル大使館に確認したところ、「モンゴルの公式な国家機関によって作成された文書ではない」と、今月3日付で回答があったという。

 民事執行法では、競売を申し立てられた側が落札したと認められる場合も不許可になると定められている。決定は同社と朝鮮総連との関係について触れていないが、モンゴルの税務当局によると、同社は昨年1月の設立以降、税金を払っておらず活動実態がないという。(2014/01/23-13:25)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201401/2014012300052



朝鮮総連本部の売却認めず 落札企業に東京地裁 

2014/1/23 11:28
 整理回収機構が強制競売を申し立てた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京・千代田)の土地・建物の再入札で、東京地裁は23日、50億1千万円で落札したモンゴルの企業「アバール・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー」への売却を許可しない決定をした。

 法人が不動産競売の入札に参加する場合、代表者の資格を公的に証明する文書を提出する必要がある。東京地裁は、アバール社が提出した文書について、モンゴル政府など公的機関による認証がないとして、入札は無効と判断した。

 地裁は昨年10月、アバール社への売却許可決定を延期する異例の手続きを取り、同社の落札資格などを精査していた。今後、3度目の入札が行われる可能性が高く、売却までなお時間がかかることになる。

 競売にかけられたのは土地2390平方メートルと地上10階、地下2階建てのビル。昨年3月の1度目の入札では、宗教法人「最福寺」(鹿児島市)が約45億円で落札、地裁も売却を許可したが、期限までに代金を納められず許可決定が失効した。

 昨年10月の再入札には2件の応札があり、最高額を提示したアバール社が落札していた。2回続けて売却が成立しない事態となり、ビルは当面、朝鮮総連が使い続けるとみられる。

 中央本部の競売を巡っては、2007年6月、整理回収機構が持つ朝鮮総連に対する約627億円の債権が確定。12年6月に中央本部の強制競売を認める判決が確定し、機構が同年7月に強制競売を申し立てた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG22048_T20C14A1CC0000/

モンゴル企業が不服申し立て=総連本部の売却不許可で

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地建物の再入札で、落札したモンゴル企業「アヴァール リミテッド ライアビリティ カンパニー」が29日、売却を許可しないとする東京地裁の決定を不服として、執行抗告を東京高裁に申し立てた。

 地裁は昨年10月に売却の可否を決定する予定だったが、同社の提出書類にカラーコピーとみられる形跡があったため延期。在日モンゴル大使館に確認したところ、「公式な国家機関によって作成された文書ではない」との回答があり、今月23日に売却を認めない決定を出していた。(2014/01/29-20:10)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201401/2014012900897