ページ

2013/11/26

【特定秘密保護法案】 村上誠一郎@岡田克也氏義兄が法案に反対し退席

自民党の村上元行革相が採決前に退席 

自民党の元行政改革担当相が特定秘密保護法案の衆院本会議採決前に退席した。

2013/11/26 20:47   【共同通信】






村上誠一郎

民主党衆議院議員の岡田克也は義弟(妹の夫)。戦国期伊予の村上水軍の棟梁であった能島村上氏の血を引く。


秘密保護法案:与党議員も疑問や戸惑い

毎日新聞 2013年11月26日 23時29分(最終更新 11月27日 03時31分
 審議は本当に尽くされたのか。26日夜、衆院を通過した特定秘密保護法案には、与党議員らからも疑問や戸惑いの声が聞かれた。

 衆院本会議の議事が始まってしばらくすると、自民の村上誠一郎・元行革担当相が「体調が悪い」と言って議場から出てきた。

 法案に批判的な考えを明らかにしていた村上氏。歩きながらこう話した。「いろいろな問題が残っているのに、政治家として(賛成する)自信があるかと言ったら、あるわけない」「まだまだ議論の余地がある重要法案なのに、こう拙速に決めていいのか」。そして立ち止まり、記者の肩をバン、とたたいた。「これはあんたらの問題なんだ。知る権利や報道の自由を制限されるんでしょう」

 長い廊下を歩いて医務室のドアの前で立ち止まり「多数決は100人のうち99人が間違っていても、そっちが正義になっちゃうんだ。ファシズムなんていつでも起きる危険性があるんだよ」と話した。しばらく後、医務室から出てきた村上氏は記者に法案への賛否を問われ「議場に戻ってこなかったら反対だ」と言い、車に乗り込んだ。

 与党・公明党で異論を唱えていた富田茂之氏は「党議拘束がかかっているから、賛成するしかないでしょ」。採決後に議場から出てくるとそう言って顔をしかめた。

 「立法事実(法案の必要性)は結局明らかにならなかったよね。22条(報道配慮条項)で取材の自由は守られるというが、森雅子・担当相の答弁は、結局は(不当な取材かどうか)警察に判断を委ねるというのだから、取材への影響はあるよね。参院ではきちんと議論してもらいたい」と言い残して立ち去った。

 修正案で合意した維新の議員は議事に入る前に無言で議場を出た。本会議前にツイッターに「あくまで原案・修正案には反対、不満足」と意見を書き込んだ維新の東国原英夫氏は退席。「多くの国民は拙速に決めることに不安とか不信感を抱いている。これは皮膚感覚」と語った。【日下部聡、黒田阿紗子、臺宏士】