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2013/07/06

2号機の海側に新たに掘られた観測用の井戸で高い濃度の放射性物質が検出される

別の観測用井戸から高濃度放射性物質

7月6日 5時23分




東京電力福島第一原子力発電所で、観測用の井戸の地下水から放射性物質が高い濃度で検出された問題で、周囲に掘った別の井戸の水からさらに高い濃度の放射性物質が検出され、東京電力では観測用の井戸を増やして監視を強めることにしています。

福島第一原発ではことし5月以降、海に近い観測用の井戸の水から高い濃度の放射性物質が相次いで検出されています。

汚染の広がりを調べるため、2号機の海側に新たに掘られた観測用の井戸で、5日に採取した水ではストロンチウムなどベータ線という種類の放射線を出す放射性物質の合計が、観測用の井戸の水としてはこれまでで最大の1リットル当たり90万ベクレルという高い濃度で検出されました。

この井戸はおととし4月に海に汚染水が流れ出した場所に近いことから、東京電力は、その際にしみこんだ汚染水に含まれていた放射性物質が検出された可能性があるとしています。

ただ、土に吸着されやすいことから濃度が低下し検出されにくくなったと考えていた放射性セシウムが国の海への排出基準を上回る濃度で検出されたため、原因は断定できないとしています。

東京電力は「海水の放射性物質の濃度に大きな変化がない」としていますが、「海に流れ出ているかは今は判断できない」として、さらに観測用の井戸を増やして監視を強めることにしています。