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2013/07/22

【参議院選挙】 自民・公明両党で76議席を獲得  衆参のねじれ解消 共産党が11議席獲得


参議院選挙2013

















自民大勝で衆参ねじれ解消 民主大敗


7月22日 4時48分

21日に投票が行われた参議院選挙で、自民党は、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得して大勝しました。

自民・公明両党は76議席を獲得し、非改選を含め参議院の「安定多数」を確保して衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。

一方、民主党は、結党以来、最も少ない17議席にとどまり、大敗しました。

参議院選挙は、選挙区と比例代表を合わせた121の改選議席がすべて決まりました。

各党の獲得議席です。

▽自民党は選挙区が47議席、比例代表が18議席で、合わせて65議席、

▽民主党は選挙区が10議席、比例代表が7議席で、合わせて17議席、

▽日本維新の会は選挙区が2議席、比例代表が6議席で、合わせて8議席、

▽公明党は選挙区が4議席、比例代表が7議席で、合わせて11議席、

▽みんなの党は選挙区が4議席、比例代表が4議席で、合わせて8議席、

▽共産党は選挙区が3議席、比例代表が5議席で、合わせて8議席、

▽社民党は比例代表で1議席、

▽沖縄社会大衆党は選挙区で1議席、

▽無所属は選挙区で2議席でした。


生活の党、みどりの風、新党大地、幸福実現党、緑の党グリーンズジャパンは議席を獲得できませんでした。

自民党は、定員が1の31の選挙区のうち29で議席を獲得したうえ、東京と千葉で2議席を獲得したことなどから、平成13年の参議院選挙の64議席を上回り、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得し大勝しました。

また、自民・公明両党は、合わせて76議席を獲得しました。

非改選を含めた勢力は135議席で、与党で参議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、野党側と同じ数の委員を確保できる「安定多数」の129議席を上回り、衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。

一方、民主党は、定員が1の選挙区で議席を確保できなったうえに、定員が複数の東京や大阪、埼玉、京都などで日本維新の会やみんなの党、共産党などとの争いに敗れる形で議席を獲得できず、44の改選議席に対し、平成10年の結党以来最も少ない17議席にとどまり大敗しました。

また、参議院選挙に初めて臨んだ日本維新の会は8議席を確保し、みんなの党は改選の3議席を8議席に増やしました。

共産党は、12年ぶりに選挙区で議席を獲得するなど、非改選を合わせて党単独で参議院に法案を提出できる11議席を確保しました。

社民党は、社会党時代を含め、参議院選挙で最も少ない1議席にとどまりました。

生活の党は今回議席を獲得できず、参議院の勢力は2議席となり、みどりの風は参議院で議席を失いました。

NHKのまとめによりますと、今回の参議院選挙の投票率は52.61%で、前回3年前の確定投票率より5.31ポイント低くなっています。