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2013/06/25

都議選で維新惨敗のワケ

橋下発言だけじゃない維新都議選惨敗の理由 

2013年06月25日 16時00分




 23日に投開票された東京都議選で日本維新の会が予想通りのボロ負けを喫した。34人を立候補させたのにもかかわらず当選したのはたったの2人。7月の参院選に不安を残す結果となった。橋下徹共同代表(43)の慰安婦発言による大逆風に、石原慎太郎共同代表(80)の橋下批判で党が混乱。しかし、敗因はそれだけではない。“隠れ民主党”が足を引っ張っていたのだ。

 都内に設けられた選挙対策本部はお通夜ムードだった。責任者の山田宏都総支部代表(55)は「ほかの党より新人が多く、選挙区にも基盤を持っていない。党の支持率の影響を受けやすく、厳しい結果につながった」と、両代表の言動が響いたとした。一方、平沼赳夫国会議員団代表(73)は「(両代表は)昨日、池袋で握手した。選挙に悪い影響があったという見方はしていない」と強がった。

 慰安婦発言以降の政党支持率の低下をみれば、敗因の1つであることは否定できない。しかし、もっと大きな理由がささやかれている。それは有権者の“民主党アレルギー”だ。

 橋下氏が16日に足立区で応援演説を行ったときのことだ。マイクを握る橋下氏に向かって、聴衆から「裏切り者!」と声が飛んだ。1人だけではなく、複数の人が叫んでいた。実は橋下氏に向けられた罵声ではなく、民主党から維新に移った候補者に向けてだった。定員6人で7人が立候補していた足立区で、この候補者だけが落選している。

 34人の候補者のうち13人が元民主党所属の地方議員か、元民主党議員の秘書を務めた人物だった。インターネット上では彼らの一覧がコピーされ、「ちょっと待て その3極は 民主かも」というキャッチフレーズとともに出回っていた。

 今回の都議選では第一党だった民主党が、共産党にも抜かれ第四党となるほど、有権者に嫌われていることを証明した。しかし、嫌われているのは現役の民主党候補だけではなく、民主を逃げ出した候補者も敬遠されていたのだ。与党ベテラン秘書は「民主党政権末期にたくさん離党して、みんなの党や維新に行ったけど、評判がよくない。それなら民主党に残った方がまだ筋が通っていると評価されただろう」と指摘。候補者の3分の1が、有権者に嫌われている“隠れ民主党”では、厳しい戦いになるのは目に見えていた。

 たとえば北区もそう。民主党からきた現職候補が落選。同区では7人が立候補して、定員4人で、落選したのは維新1人と民主の2人だ。また、民主党関係者から「彼だけは許さない」と言われていたのが世田谷区の花輪智史候補(46)。元民主党都議なのだが、離党の仕方が悪く、名前をネット検索すると、検索ワード候補を予測表示するサジェスト機能として「裏切り」と出るほどの人物だった。

 党としてのやる気も疑われている。維新国会議員の秘書は「都議選候補者の出陣式の連絡は告示前日の夜にメールで事務所に来たんですよ。そのメールを見たのは告示当日。『国会議員も行けたら行ってください』みたいに書いてあったけど、無理に決まってる」と連絡がうまくいっていなかったと明かす。別の維新関係者は「党としてというより、個々に縁のある候補者のところに応援に行っている印象だ」と、組織としてまとまりに欠けていたと指摘する。

 この結果を予測していたのか石原氏は選対本部に姿を見せなかった。平沼氏は「もう80歳だし、我々でやってあげましょうと。ご自宅で結果を見ていると思いますよ。あなたたちの思うような裏はありません」と説明。惨敗の責任についても「特に考えていない。衆院で54議席あるのだし、波風立てることはない」と、橋下氏が辞任することはないとした。

 慰安婦発言の逆風だけでなく、民主党への逆風というWパンチを維新は食らったのだ。

 今回の都議選では第一党だった民主党が、共産党にも抜かれ第四党となるほど、有権者に嫌われていることを証明した。しかし、嫌われているのは現役の民主党候補だけではなく、民主を逃げ出した候補者も敬遠されていたのだ。与党ベテラン秘書は「民主党政権末期にたくさん離党して、みんなの党や維新に行ったけど、評判がよくない。それなら民主党に残った方がまだ筋が通っていると評価されただろう」と指摘。候補者の3分の1が、有権者に嫌われている“隠れ民主党”では、厳しい戦いになるのは目に見えていた。

 たとえば北区もそう。民主党からきた現職候補が落選。同区では7人が立候補して、定員4人で、落選したのは維新1人と民主の2人だ。また、民主党関係者から「彼だけは許さない」と言われていたのが世田谷区の花輪智史候補(46)。元民主党都議なのだが、離党の仕方が悪く、名前をネット検索すると、検索ワード候補を予測表示するサジェスト機能として「裏切り」と出るほどの人物だった。

 党としてのやる気も疑われている。維新国会議員の秘書は「都議選候補者の出陣式の連絡は告示前日の夜にメールで事務所に来たんですよ。そのメールを見たのは告示当日。『国会議員も行けたら行ってください』みたいに書いてあったけど、無理に決まってる」と連絡がうまくいっていなかったと明かす。別の維新関係者は「党としてというより、個々に縁のある候補者のところに応援に行っている印象だ」と、組織としてまとまりに欠けていたと指摘する。

 この結果を予測していたのか石原氏は選対本部に姿を見せなかった。平沼氏は「もう80歳だし、我々でやってあげましょうと。ご自宅で結果を見ていると思いますよ。あなたたちの思うような裏はありません」と説明。惨敗の責任についても「特に考えていない。衆院で54議席あるのだし、波風立てることはない」と、橋下氏が辞任することはないとした。

 慰安婦発言の逆風だけでなく、民主党への逆風というWパンチを維新は食らったのだ。

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