福島県南相馬市の太田川沖合1キロ付近で採取したアイナメから過去最大値の放射性セシウムを検出
福島沖1km地点で採取のアイナメから2万5,800Bq/kgのセシウム検出
東京電力は、福島県の沖合1kmの地点で採取したアイナメから、過去最大の値となる1kgあたり2万5,800ベクレル(Bq)の放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。
東京電力によると、福島県にある太田川から沖合1kmの地点で、福島第1原発から20kmほど離れた場所で採取したアイナメから、1kgあたり2万5,800ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。
これは国の基準の258倍で、これまでに検出された魚の中で、最大の値となっている。
また、今回の調査では、あわせて10種類の魚で国の基準を超えていて、東京電力は、「海底にホットスポットがあり、そこで生息していたエビなどを食べていた可能性もある」としている。
東電は、アイナメを採取した地点と周辺の4カ所から、アイナメやアイナメの餌になり得るエビやカニなどの追加のサンプリングの調査を、9月まで行うという。
(08/21 21:00)
最高2万5800ベクレル検出 南相馬沖採取のアイナメ
東京電力は21日、福島県南相馬市の太田川の沖合1キロ付近で採取したアイナメから、1キロ当たり2万5800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。東電がこれまで、福島第一原発の沖合で調査した検体の中では最高値。
今月1日に採取し調査した。東電のこれまでの調査で最高値は、5月2日に木戸川の沖合2キロで採取したシロメバルで1キロ当たり1880ベクレルだった。
東電はこれまで、月1回、福島第一原発から20キロ圏内の海域の魚介類のサンプリング調査を実施してきた。今月末から1カ月間、週1回のペースでアイナメや餌となるカニや海藻、土壌、水質の調査を行う。
( 2012/08/22 09:18 カテゴリー:主要 )
東日本大震災:福島第1原発事故 セシウム2万5800ベクレル、20キロ圏内のアイナメから検出
毎日新聞 2012年08月22日 東京朝刊
東京電力は21日、1日に福島第1原発の北約20キロの沿岸で採取したアイナメから、1キロ当たり2万5800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。3月末から原発20キロ圏内で測定を始めて以来、最大となる。
東電は今回、7月18日と同23日、8月1日に採取した魚介類のセシウムの濃度を調べた。高濃度のセシウムを検出したアイナメは、福島県南相馬市の太田川沖合1キロ付近の2匹分をすり身にして測定した。個別の測定では、1匹が1キロ当たり3万8000ベクレルで、別の1匹は9300ベクレルだった。
一方、国が定める一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えたのはクロソイなど10種類に上った。原発20キロ圏内では漁業は再開されていない。
東電は「ホットスポットのようなものがあり、アイナメがそこの小エビなどを食べた可能性が考えられるが、今後詳しく原因を調べたい」としている。【奥山智己】
アイナメから2.5万ベクレル=セシウム濃度、過去最高値-福島第1から20キロ沖
東京電力は21日、福島第1原発から北に約20キロ離れた福島県南相馬市原町区の沖合でサンプル採取したアイナメから、1キロ当たり2万5800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。原発事故後、福島近海で捕れた魚介類では最も高い濃度で、一般食品のセシウム基準値(同100ベクレル)の258倍。1キロ食べた場合の内部被ばく線量は約0.4ミリシーベルトと推定されるという。
福島県沖では6月からタコとツブ貝に限って試験操業が始まり、地元を中心に流通している。アイナメは出荷制限されており、漁もしておらず、市場に出回っていない。
東電は「ホットスポットのようなものがあって、そこの餌を食べた可能性もある」としている。(2012/08/21-21:18)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201208/2012082100801
アイナメなども基準値超え=福島
福島県は11日、同県沖で捕れたアイナメやヒラメ、阿武隈川や阿賀川水系の川のイワナなど計34点から、食品に含まれる放射性セシウムの新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える値が検出されたと発表した。大半は101~300ベクレルだったが、最大値は1150ベクレル。同県沖では既に漁を自粛しており、阿武隈川のヤマメとイワナは出荷停止となっている。
(2012/04/11-21:23)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201204/2012041100976&rel=j&g=soc