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2012/02/20

自称霊能者の元民生委員、無罪を主張=大阪地裁

自称霊能者、無罪を主張 薬物殺人 大阪地裁
2012年2月20日
大阪市西成区の女性(当時92)を薬物で殺害するよう信奉者に命じたなどとして、殺人罪などに問われた元民生委員で自称霊能者、寺谷均美(てらたに・ひとみ)被告(55)の裁判員裁判の初公判が20日、大阪地裁であった。寺谷被告は「指示していない」などとして無罪を主張した。

検察側は冒頭陳述で、寺谷被告が信奉者の元介護士(55)=殺人罪などで実刑判決確定=に「不動明王の言葉」などとして殺害を命じたと指摘。元介護士が2007年、精神安定剤を混ぜたヨーグルトや水を与えて肺炎にかからせたうえ、入院先で多量のインスリンを注射したと主張した。

被告は女性宅への放火など、他にも11事件で起訴され、公判前に争点などを整理する手続きが約2年続いた。(岡本玄)







92歳女性・薬物殺害 自称・霊能力者が無罪主張

元介護ヘルパーに指示して、92歳の女性に薬物を投与して殺害させたなどの罪に問われた自称・霊能力者の女が初公判で「まったく身に覚えがない」と、無罪を主張しました。

自称・霊能力者の寺谷均美被告(55)は2007年5月、元介護ヘルパーの女(55)に指示して、当時92歳の女性にインスリンなどを投与して肺炎を患わせて死亡させたほか、女性の家などを放火させたとして殺人や放火などの罪に問われています。

20日の初公判で寺谷被告は「まったく身に覚えがなく、いずれも指示などしていない」と起訴内容を全面的に否認、無罪を主張しました。

一方、検察側は冒頭陳述で「寺谷被告は深く帰依する元介護ヘルパーの女に対し、『お不動さんがあんたの仕事として指示してきた』などと言って殺害を指示、携帯メールで殺害方法などを指示することもあった」と主張しました。
(02/20 12:40)





自称霊能力者、無罪を主張…インスリン殺人

女性に多量のインスリンを投与して殺害したなどとして殺人罪などに問われた自称霊能力者で元民生委員・寺谷均美(ひとみ)被告(55)(大阪市東成区)の裁判員裁判初公判が20日、大阪地裁であった。

事件では、共犯とされた元介護士の女(55)について懲役20年の有罪判決が確定しているが、寺谷被告は罪状認否で「(投与の)指示や教唆をした覚えはない」と述べ、無罪を主張した。

起訴状によると、寺谷被告は元介護士と共謀し、2007年5月、元介護士が在宅介護していた女性(当時92歳)の入院中に多量のインスリンを注射し、低血糖状態に陥らせて殺害した、などとされる。

検察側は冒頭陳述で、元介護士は寺谷被告に計約9100万円もの布施を渡すほど帰依していた、と指摘。殺害された女性の親族も信者で、寺谷被告は、この親族から布施を受け取り続けるためには女性が邪魔だと考え、元介護士に殺害を指示した、と主張した。

(2012年2月20日15時27分 読売新聞)







「全く身に覚えない」 自称霊能力者の女が殺人など無罪を主張 大阪地裁初公判
2012.2.20 11:46 [注目の刑事裁判]
霊能力者をかたり、当時介護ヘルパーだった女(55)=殺人などの罪で懲役20年が確定=に指示して高齢女性を殺害したり家に放火したりしたとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職、寺谷均美(ひとみ)被告(55)の裁判員裁判の初公判が20日、大阪地裁(村田健二裁判長)で開かれた。寺谷被告は「全く身に覚えがない」と無罪を主張した。

検察側は冒頭陳述で、女は平成4~20年に計約9200万円を渡すなど寺谷被告に長年帰依しており、「寺谷被告が殺害方法についてもメールで指示していた」と主張。一方の弁護側は「指示したりマインドコントロールした事実はない」と反論した。

起訴状によると、2人は共謀し、平成19年4~5月、女が介護ヘルパーとして世話していた大阪市西成区の女性=当時(92)=に多量のインスリンを投与し、衰弱させて殺害。20年には女性が住んでいた家に侵入し現金約4万2千円などを盗み、放火したなどとしている。

確定した22年12月の女への大阪地裁判決は、実行犯は女と認定した上で、寺谷被告について「首謀者であり、責任の重さを比較すると格段に重い」としている。






大阪・霊感放火:自称霊能力者、殺害など否認--地裁初公判
「霊能力者」を名乗って介護士の女に指示し、高齢女性を殺害したなどとして、殺人などの罪に問われた元民生委員の寺谷均美(ひとみ)被告(55)に対する裁判員裁判の初公判が20日、大阪地裁(村田健二裁判長)であった。寺谷被告は「身に覚えがない。指示をしたことはない」などと述べ、起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張した。

起訴内容によると、寺谷被告は07年、元介護士の女(55)=殺人罪などで実刑確定=と共謀し、元介護士が介護を担当していた大阪市西成区の女性(当時92歳)に精神安定剤を混ぜたヨーグルトを食べさせたり、インスリンを注射するなどして殺害したとされる。寺谷被告は現住建造物等放火や住居侵入、窃盗など計12件の事件で起訴されている。

冒頭陳述で、検察側は、寺谷被告が霊的な話をして元介護士の不安をあおったと指摘し、計約1億円を受け取っていたと述べた。殺人事件について、寺谷被告が元介護士に「お不動さんの指示」と伝えて実行させたと主張した。【苅田伸宏】

毎日新聞 2012年2月20日 大阪夕刊






自称霊能力者 無罪を主張
介護ヘルパーに、お年寄りの殺害を指示したとして殺人などの罪に問われている自称、霊能力者の初公判が大阪地方裁判所で開かれ、被告は無罪を主張しました。
一方、検察は「被害者の親族から多額の寄付を受けるために殺害した」と指摘しました。
自称、霊能力者の寺谷均美被告(55)は5年前、大阪・西成区で92歳の女性の介護を担当していた介護ヘルパーに指示し、女性に大量の睡眠薬などを投与して殺害した罪などに問われています。
初公判で、寺谷被告は「全く身に覚えがなく、指示したこともない」と述べ、無罪を主張しました。
一方、検察は「被告は被害者の女性の義理の娘から多額の寄付を受け続けるためには女性の存在が邪魔になると考え、自分を信仰していた介護ヘルパーに『不動明王の指示だ』と言って殺害させた」と指摘しました。
介護ヘルパーだった実行犯の女は懲役20年の判決がすでに確定しています。
寺谷被告への判決は来月28日に言い渡されることになっています。

02月20日 12時32分