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2012/02/19

東北地方を再生可能エネルギー導入のモデル地域とし、税制優遇や研究開発拠点の誘致など集中的に支援。「数万人規模の雇用を創設すべきだ」

民主 自然エネルギー20%提言へ
2月19日 5時31分
 民主党は、西暦2020年代の早い時期に、電力量に占める自然エネルギーの割合を20%まで高めることを目標に、東日本大震災の被災地を風力発電や地熱発電のモデル地域に指定して、財政的な支援や規制緩和を集中的に行うよう求める提言をまとめました。

それによりますと、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて原発への依存度を下げるため、西暦2020年代の早い時期に、電力量に占める自然エネルギーの割合を、現在よりもほぼ倍増させ、20%まで高めることを目標として掲げています。

そのための具体策として、東日本大震災の被災地を、風力発電や地熱発電のモデル地域に指定して、財政的な支援や税制の優遇措置、それに規制緩和を集中的に行い、復興にもつなげるべきだとしています。

また、自然エネルギーを活用した発電に取り組む事業者などの負担を軽減するため、現在、原子力発電所の立地対策などに使われている「エネルギー対策特別会計」の資金を送電設備の整備などに活用するよう求めています。

政府は原発事故を受けて、エネルギー政策の抜本的な見直しを進めていて、ことしの夏をめどに、新しいエネルギー政策を打ち出すことにしており、民主党では、提言の内容を反映させるよう求めていくことにしています。

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120219/t10013124331000.html





20年代早期、電力の20%を再生エネに 民主PT提言
2012/2/18 18:57
 民主党のエネルギー政策に関するプロジェクトチーム(PT)は再生可能エネルギー普及促進のための提言をまとめた。「2020年代の早い時期に電力の20%を再生可能エネルギーとする」目標を掲げるよう政府に求めることが柱。小規模の水力発電への参入の手続き見直しや、風力発電の建築基準の緩和を明記した。

 東北地方を再生可能エネルギー導入のモデル地域とし、税制優遇や研究開発拠点の誘致など集中的に支援。「数万人規模の雇用を創設すべきだ」として復興を後押しするよう求める。

 国内の発電量に占める再生可能エネルギーの比率は約1割。10年のエネルギー基本計画では、30年に約20%とする見通しを掲げている。政府は夏までに新しい計画を策定する方針だ。






2011年5月26日1時44分
「20年代に自然エネルギーを2割」 菅首相が国際公約

 菅直人首相は25日夕(日本時間26日未明)、訪問先のパリで経済協力開発機構(OECD)の設立50周年記念行事に出席し、日本のエネルギー政策について講演した。発電量全体に占める再生可能な自然エネルギーの割合(現在は約9%)を引き上げ、「2020年代のできるだけ早い時期に20%とする」という数値目標を掲げた。

 首相は目標達成に向けて太陽電池の発電コストを「2020年に現在の3分の1、2030年に6分の1まで引き下げることを目指す」と強調した。首相は福島第一原発事故を受けて、太陽光や風力など再生可能エネルギーの利用を拡大する意向を示していたが、数値目標を示すのは初めて。昨年6月に決めた政府のエネルギー基本計画にある達成時期を10年程度前倒しする目標だ。国際会議で表明することで事実上の「国際公約」となる。
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