民主党の小沢一郎元代表は7日、国会内で開かれた自らを支持する議員グループの会合に出席した。
出席者によると、菅首相(党代表)の後任について、〈1〉野党の協力を得られる〈2〉党内融和を図れる〈3〉一定の人気がある――という条件を挙げる一方、「条件を満たす人を探すのは難しい」と述べたという。
元代表は、「小沢切り」を念頭に自民党などとの大連立を模索している民主党の仙谷由人官房副長官を、「ちょろちょろ動いているようだが、簡単には行かない。気にかける必要はない」と切り捨てた。また、2日の内閣不信任決議案の採決に関連し、「(欠席・棄権による造反で)処分される人もいるだろうが、こらえがたいところをこらえて一致結束して頑張ろう」と呼びかけたという。
(2011年6月7日20時51分 読売新聞)