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2011/05/13

1号機に比べると、より広い範囲で高い放射線量が測定された

3号機原子炉建屋、広範囲で高い放射線量








 福島第一原発3号機の原子炉建屋について、東京電力はロボットによる内部の調査結果を発表しました。広い範囲で高い放射線量が測定され、今後の作業は難航しそうです。

 3号機の原子炉建屋では先月17日以来2回目となるロボットによる調査が行われました。

 原子炉建屋の1階の北側や西側を中心とする10か所で放射線量の測定が行われましたが、最も低い場所でも1時間あたり48.6ミリシーベルト、最も高い場所は120ミリシーベルトという、非常に高い値が計測されました。

 また激しい水素爆発の影響で天井からダクトが落ちていたり、がれきが散乱している様子も撮影されています。

 原子炉建屋の内部で復旧作業が始まった1号機に比べると、より広い範囲で高い放射線量が測定されていて、3号機の内部での作業はさらに難しそうです。

 「制御室が、これから福島第一原発へと出発します」(記者)

 一方、汚染水処理システムの頭脳となる「制御室」が福島第一原発に向けて出発しました。制御室は、コンテナ4台を、現地でつなぎあわせて完成し、内部にある制御盤が汚染された水の移送や、放射性物質を取り除く作業を管理します。

 放射性物質が中に入り込むのを防ぐため、室内の気圧は大気圧より高く設定されていて、作業員がマスクや防護服なしで長時間、作業できるということです。(13日00:34)





3号機の建屋 高い放射線量5月12日 22時28分
福島第一原子力発電所の3号機の原子炉建屋では、ロボットを使った調査の結果、最大で1時間当たり120ミリシーベルトの放射線量が測定されました。東京電力は、「1号機よりも放射線量が高めだ」として、低減のための対策を検討することにしています。

東京電力は10日、3号機の原子炉建屋の1階で、無線で遠隔操作するロボットを使って、放射線量の測定や現場の状況の確認などの調査を行いました。

その結果、1時間当たりの放射線量は50ミリシーベルトから120ミリシーベルトほどで、作業員の被ばく限度量の250ミリシーベルトに最短で2時間余りで達する高い数値でした。

「大物搬入口」と呼ばれる資材用の出入り口は、何らかの原因で開いたままの状態になっていて、水素爆発で飛び散ったとみられる、がれきが散乱しています。ほかの場所でも床のあちこちにがれきなどが散らばっていたということです。

東京電力は「すでに作業員が入って作業を行っている1号機よりも放射線量が高めだ」として、建屋内での作業に向けて、放射線量を下げるための対策を検討することにしています。