2011年4月20日22時6分
民主党の小沢一郎元代表は20日午後、都内の個人事務所で前原誠司前外相のグループに所属する仁木博文衆院議員(比例四国)と会い、東日本大震災への菅政権の対応などについて意見交換した。同席者によると小沢氏は、「国難だし、民主党の情勢も厳しい。このまま何もしないと後世の人に『何をやっていたのか』と言われるので、行動しなければならない」などと語ったという。
関係者によると、仁木氏との面会は、小沢氏を支持する若手議員「北辰会」のメンバーを通じて小沢氏が求めた。菅直人首相の政権運営に不満が高まる中、小沢氏の前原グループ若手への接触は、臆測を呼びそうだ。
[時事通信社]
ファイル:東日本大震災 民主新人議員が震災勉強会
民主党の新人衆院議員の有志が19日、東日本大震災への対応を議論する「国難に立ち向かうための勉強会」を発足させる。発起人には小沢一郎元代表を支持する「北辰会」のメンバーから、前原誠司前外相や野田佳彦財務相を支持する議員まで、グループ横断の7人が名を連ねた。新人議員には原発対応で後手に回る菅政権に対して不満もあり、勉強会が政権批判の場になる可能性もはらんでいる。
毎日新聞 2011年4月19日 東京朝刊