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2011/03/29

日本政府、WTO会合で科学的根拠のない不当な輸入禁止をやめるよう要請

「不当な禁輸」停止を要請=WTO会合で日本
2011年3月29日23時6分



【ジュネーブ時事】日本政府は29日、ジュネーブの世界貿易機関(WTO)本部で全加盟国・地域が参加した貿易交渉委員会(TNC)で、福島第1原発事故後に日本の農産品、乳製品に対する輸入禁止や検査強化が広がっている問題に関し、「過剰反応と不当な禁輸をしないよう要請する」と理解を求めた。

 政府代表として会合に出席した小田部陽一ジュネーブ国際機関大使は、放射性物質が検出された農産品、乳製品は出荷が停止され、輸出されていないと説明。WTOの動植物検疫措置協定(SPS)に基づき、科学的根拠のない不当な輸入禁止をやめるよう訴えた。各国から意見は出なかったという。 


[時事通信社]