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2011/03/18

経済産業省原子力安全・保安院、、1~3号機について、国際原子力事故評価尺度(INES)のレベル5に当たるとIAEAに報告

福島原発事故、スリーマイル並み=事故評価、国内最悪のレベル5-再び放水





 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、国内初の一部炉心溶融を起こすなどの深刻な事態に陥っている1~3号機について、国際原子力事故評価尺度(INES)のレベル5に当たるとし、国際原子力機関(IAEA)に報告した。

 レベル5は「所外へのリスクを伴う事故」に当たり、1979年の米スリーマイル島原発事故と同水準。国内では99年の茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オーの臨界事故を越え、過去最悪となった。4号機は、レベル3とした。

 同原発では18日午後、前日に続いて自衛隊などの消防車計7台が約50分間、3号機の使用済み核燃料プールに向け放水した。

 東京消防庁のハイパーレスキュー隊も同日午後、同原発に向けて出発。遠距離から大量に送水する「スーパーポンパー」と地上22メートルから放水できる「屈折放水塔車」で、3号機に向け水を放つ。

 同プールは原子炉の横にあり、炉心同様に冷却機能が失われ、冷却水が蒸発して水位が低下。燃料棒が露出して放射性物質が大量に放出されかねない状態が続いている。3号機のプールは、水蒸気とみられる白煙が激しく立ち上っていたため、優先的に水を供給する必要があると判断された。燃料棒の数が最も多い4号機プールへの注水も検討されている。

 一方、東京電力は18日、東北電力の送電線からケーブルを引き、1、2号機に電気を送る作業を行った。仮設のポンプで海水をくみ上げ、本来の冷却装置を動かして炉心を冷やすのが主目的で、照明や各種計器の機能を回復させる狙いもある。(2011/03/18-19:23)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031800905