2011年3月24日 23:02
深刻な状況が続く福島第一原子力発電所をめぐり、日米の協力が緊密になっている。
政府関係者によると、福島第一原発を上空から長時間調査するため、アメリカ軍が、無人ヘリコプター「K-MAX」を飛行させることを日本側に打診していることがわかった。「K-MAX」は「ロッキードマーチン」が開発したヘリで、遠隔操作で無人飛行するため被ばくのおそれがなく、福島第一原発の上空をホバリングしながら長時間の調査ができるという。
アメリカ軍は、すでに無人偵察機「グローバルホーク」を福島第一原発上空に複数回飛行させ、赤外線センサーなどで原発の温度などを調べているが、「K-MAX」の方がより低いところからの写真撮影などが可能だという。
現在、日米両政府の担当者が最終調整を行っている。