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2010/12/24

韓国外交安保研究院  南北首脳会談についても開催の可能性は「一層低くなった」

北朝鮮、3回目核実験の可能性 韓国安保研究院
2010/12/24 23:37
 【ソウル=共同】韓国外交通商省傘下の韓国外交安保研究院は24日、2011年の国際情勢に関する報告書を発表した。報告書は北朝鮮に関し、金正日総書記の三男で後継者の金正恩氏の軍事的業績を誇示し、保有する核兵器の性能向上のため「3回目の核実験の可能性が常にある」と指摘した。新たに建設したウラン濃縮施設の全面稼働も目指すと予測している。



 また、北朝鮮が核開発を続け、核武装を強化すると予想。延坪島への砲撃など北朝鮮が攻撃的な姿勢を取り続けていることから、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開は困難とした。南北首脳会談についても、北朝鮮の武力挑発により、開催の可能性が「一層低くなった」としている。

 報告書は、北朝鮮の内部では後継体制を固めることが政権にとって最大の課題とし、米朝対話や日本との関係改善を模索する可能性があるとした。