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2010/12/08

米、国務副長官ら東アジア政策の要となる4人を14日から日中韓3か国に派遣

2010年12月8日 読売新聞
米国、日中韓に高官派遣…北朝鮮情勢を協議
【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は7日、北朝鮮情勢を協議するため、スタインバーグ国務副長官ら政府代表団を14~17日に日中韓3か国に派遣すると発表した。

 代表団は副長官とキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、ベーダー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長、ソン・キム6か国協議担当特使で構成。14日に米国を出発し、北京を訪問する。副長官と上級部長は17日まで北京に滞在し、キャンベル次官補は東京、キム特使はソウルを16日にそれぞれ訪れる。
(2010年12月8日21時49分 読売新聞)



産経 2010.12.8 12:22
米国務副長官ら14日から訪中 北朝鮮への影響力行使を要請へ
【ワシントン=犬塚陽介】米国務省は7日、北朝鮮情勢を協議するため、スタインバーグ国務副長官を筆頭とするハイレベル代表団を14日から中国に派遣すると発表した。6日の日米韓3カ国外相会談の結果を踏まえ、オバマ政権の東アジア政策の要となる4人がそろって訪中。朝鮮半島の緊張緩和と非核化のため、北朝鮮に対して影響力を行使するよう中国に求めた上で、今後の具体的な対応策を協議する。

 訪中するのは、スタインバーグ副長官のほか、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のベーダー・アジア上級部長、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、ソン・キム6カ国協議担当特使。

 スタインバーグ副長官とベーダー上級部長は17日まで中国に滞在。キャンベル次官補は東京、キム特使はソウルを16日にそれぞれ訪問し、各国の担当者と北朝鮮情勢を協議する。

 米国は中国との協議で、挑発行為を停止させるため、北朝鮮に対する圧力を強化するよう中国側に要請する。一方、中国が呼びかける6カ国協議首席代表による緊急会合には現段階では応じない方針を伝える。

 クリントン国務長官は6日の日米韓外相合同記者会見で、「中国がわれわれと行動をともにし、明確で間違いようのないメッセージを北朝鮮に送るよう望む」と述べ、中国に3カ国と協調するよう求めていく姿勢を示している。