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2010/11/28

【延坪島砲撃事件】 6ヶ国協議、日本は米韓両国と緊密に連携して慎重に対応する方針

共同通信
日本、米韓と連携し慎重対応 中国提案の6カ国協議

 日本政府は、朝鮮半島情勢の緊張緩和に向け中国が28日に提案した6カ国協議の緊急代表者会合開催について、米韓両国と緊密に連携して慎重に対応する方針だ。福山哲郎官房副長官は記者団に「韓国、米国としっかり連携しながら慎重に対応したい」と強調した。

 政府筋は6カ国協議が核問題を協議する場であると指摘した上で「韓国がどう考えるかだが、砲撃問題を扱うのはどうか」と中国の提案に疑問を呈した。武力攻撃を受けて対話に応じたとなれば「北朝鮮に誤ったメッセージを送りかねない」(外務省筋)ためだ。

 中国はこれまでも6カ国協議に意欲を示してきた。だが日米韓は北朝鮮が関与した3月の韓国哨戒艦沈没事件を受け「再開には北朝鮮の誠実な態度が確認されることが必要」との立場で一致。

 菅直人首相も北朝鮮による韓国砲撃後の25日、「米国や他国を交渉の場に引き出す狙いがあるのではないか」と指摘し、早期の協議再開に否定的な考えを示している。

2010/11/28 19:26 【共同通信】