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2012/09/18

中国の日本企業の操業状況

情報BOX:中国の反日デモ受けた日本企業の操業状況

2012年 09月 18日 11:23 JST

[東京 18日 ロイター] 中国の反日デモは全国の都市に拡大、満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた18日も大規模なデモが計画されており、日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)やイオン(8267.T: 株価, ニュース, レポート)など、日本企業は現地の操業を停止している。

山東省青島市にあるミツミ電機(6767.T: 株価, ニュース, レポート)の工場では生産設備の一部が、平和堂(8276.T: 株価, ニュース, レポート)では店舗のガラスやシャッターが壊された。


◎18日午前11時10分現在
・イオン(8267.T: 株価, ニュース, レポート)
中国で展開する35店舗のうち、30店舗を休業。19日以降は状況を見て決定。

・コマツ(6301.T: 株価, ニュース, レポート)
油圧ショベルなどを手掛ける山東省の3工場を17日から2日間停止。再開は今後の状況を見て決める。

・三菱自動車工業(7211.T: 株価, ニュース, レポート)
湖南省にある四輪車合弁生産工場の操業停止。

・ヤマハ発動機(7272.T: 株価, ニュース, レポート)
湖南省の二輪車工場を17─18日に停止。江蘇省の3工場は18日に停止。再開は未定。

・平和堂(8276.T: 株価, ニュース, レポート)
中国で展開する3店舗を15日からすべて休業。いずれの店舗も、シャッターが壊されたりガラスが割られるなどの被害が出ているという。再開は未定。

・セブン&アイ・ホールディングス(3382.T: 株価, ニュース, レポート)
211店舗を臨時休業。大きな被害はないものの、北京ではイトーヨーカ堂8店舗、セブン―イレブン130店舗、成都ではヨーカ堂5店舗、セブン―イレブン68店舗を臨時休業する。19日以降は状況を見て判断する。

・ミツミ電機(6767.T: 株価, ニュース, レポート)
山東省青島市の工場を停止。生産設備の一部が破壊されたり、放火により焼失したという。同工場はアミューズメント機器やスイッチ、コイルなどを製造している。被害の全容は未確認としている。19日以降は未定。

・三越伊勢丹ホールディングス(3099.T: 株価, ニュース, レポート)
成都と瀋陽の店舗を臨時休業。19日以降は状況を見て判断する。 同社は成都、天津、上海、成都の4店舗を展開、現時点で被害は出ていないという。 また、中国への渡航を見合わせるようにとの指示も出ているという。


◎17日現在
・日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)
広州の2工場と鄭州の2工場を17─18日に停止。

・マツダ(7261.T: 株価, ニュース, レポート)
長安フォードマツダ南京工場を18日から4日間停止。

・ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)
広州と武漢の工場を18日から2日間停止。

*内容を追加して再送します。