集団食中毒事件を起こした焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の運営会社で、解散して清算手続き中の「フーズ・フォーラス」(金沢市)が、ガソリンスタンドや焼き肉店などを経営する「スタンドサービス」(福島県郡山市)に全20店舗を売却することで最終調整に入ったことが12日、関係者への取材でわかった。売却代金は2億円超となる見通しで、被害者への補償の原資にする方針。スタンド社は、解雇されたえびす従業員を雇用する意向を示しているといい、早ければ来月から営業を開始する予定で、月内の契約締結を目指している。