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2011/07/19

福井県九頭竜川で鮎が大量死

永平寺の九頭竜川でアユ大量死 福井
2011.7.19 02:44
 永平寺町の九頭竜川で17日までに、数千匹のアユの死骸(しがい)が見つかった。アユは干上がった川に取り残された状態で、地元漁協が詳しい状況を調べている。

 九頭竜川中部漁業協同組合によると、16日午前、河口から30キロほど上流で、監視員や釣り人が大量のアユの死骸を発見。川のふちにできた複数の水たまりの中で死んでおり、岩本日出男組合長は「鳥に食べられたアユも含めると、5千から1万匹くらいが死んだのではないか」と話している。

 同組合によると、16日の水位は通常より50センチほど下がっていた。水位低下で行き場を失ったアユが川のふちに集まり、酸欠で死んだとみられる。同組合は死骸を県の施設に持ち込み、原因などを詳しく調べるという。