鳩山氏が貸付金訂正 4億7千万円増額
2010.6.19 01:00
鳩山由紀夫前首相は18日、2月に公開された資産報告書(平成21年衆院選時)の訂正を衆院事務局に届けた。1億178万円としていた貸付金を5億7357万円と修正し、4億7千万円以上増額した。
また、鳩山氏の資金管理団体「友愛政経懇話会」が18~20年の政治資金収支報告書で、虚偽記載が判明した5万円以下の「匿名献金」やパーティー券収入を中心に計約1億7916万円分を削除、鳩山氏からの借入金に修正した。20年の報告書では鳩山氏からの借入金合計を「1億178万円」から「4億3991万円」と増額した。
鳩山氏は16年~20年の資産補充報告書も訂正した。いずれも実母からの12億円を超える資金提供に伴い、政治資金として使った分に関連する報告書を整合させたとみられる。