カブトデコム、解散へ=拓銀破綻の主因-負債5061億円
東京商工リサーチによると、建設・不動産開発のカブトデコム(札幌市)は28日、臨時株主総会を開いて会社解散を決議した。旧北海道拓殖銀行から巨額の融資を受けてリゾート事業を進めたが、バブル崩壊で経営が悪化。1997年11月の拓銀破綻の主因となった。負債総額は5061億円。今後、特別清算を申請する予定。
カブトデコムは71年、兜建設として設立され、88年に現在の社名になった。ホテルエイペックス洞爺(現ザ・ウィンザーホテル洞爺)を建設するなど事業を拡大。同ホテルは北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の会場ともなった。(2013/02/28-13:27)
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2013022800429