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2011/09/03

3月11日23時頃には、「3月12日午前0時50分に原子炉の中の核燃料が溶け出すメルトダウンが2号機で起きる」という保安院の予測が菅前首相に伝えられていた

事故予測、発生当日に菅氏まで伝達~保安院
2011年9月3日 22:07
   経産省の原子力安全・保安院は、福島第一原子力発電所の事故が起きた3月11日の夜に、「翌日にはメルトダウン(=炉心溶融)が起きる」という保安院の予測が、菅前首相にまで伝わっていたとの認識を示した。

 保安院は3月11日夜、「3月12日午前0時50分に原子炉の中の核燃料が溶け出すメルトダウンが2号機で起きる」という予測を文書にまとめ、官邸に送っていた。保安院はその文書を2日に公開したが、保安院・森山災害対策監は3日、その内容は3月11日午後11時頃には、当時官邸に詰めていた海江田前経産相から菅前首相に伝えられていたとの認識を示した。これらのデータが、周辺住民の避難指示に役立てられたかどうかはわかっていない。

 事故については、被害の拡大防止などが適切に行われたかなど、事故調査委員会が年内にも中間報告をまとめる予定。





金総書記、露ロシアのメドベージェフ大統領と会談 

北朝鮮総書記、ロシア大統領との会談で6者協議再開に同意
2011.08.24 Wed posted at: 18:48 JST
(CNN) 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は24日、東シベリア・ウランウデの軍基地でロシアのメドベージェフ大統領と2時間にわたって会談し、核問題をめぐる6者協議の再開に前提条件なしで応じると表明した。

6者協議は2008年を最後に中断している。ロシアの大統領報道官がインタファクス通信に語ったところによると、金総書記はさらに、6者協議を通して核燃料製造やミサイル実験を中止する用意があるとも述べた。

メドベージェフ大統領によれば、両首脳はこのほか、ロシアから北朝鮮を通って韓国へつながる天然ガスパイプラインの建設計画でも合意した。プロジェクトを監督する3カ国共同の委員会が設立されるという。

ロシア外務省は会談を控えた19日、北朝鮮の食料不足を緩和するため最大5万トンの小麦を提供すると発表していた。

金総書記のロシア訪問は2001年、02年に続く3度目。これまでと同様、特別列車で到着した。会談の場にはベンツのリムジンに乗り、カーキ色の軍服姿で現れた。メドベージェフ大統領に「初めてお会いしてから10年ですね」と語り掛け、大統領も「そう、あれは平壌でした。良い思い出です」と応じていた。





原子力安全・保安院、1号機の事故進展予測結果を官邸に報告せず

1号機の事故解析結果、官邸に報告せず 保安院
2011年9月3日0時39分
 経済産業省原子力安全・保安院は2日、東京電力福島第一原発事故直後の3月11~13日、事故の進展を解析していたが、1号機の結果は首相官邸に報告していなかったことを明らかにした。発生時の政府内の連携の悪さが改めて示された。森山善範・原子力災害対策監は会見で「理由はわからない」と説明している。

 保安院によると、3月11日、関連組織の原子力安全基盤機構に「緊急時対策支援システム(ERSS)」を使った解析を依頼。原子炉の水位や圧力の変化や、燃料の溶融、原子炉が壊れる時刻を予測した。

 1号機の解析結果は、基盤機構が12日午前1時57分に保安院に送信。一部は事故による放射性物質の飛散状態を予測する「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」に使われた。この計算結果も午前6時7分に出たが、保安院はいずれも官邸に報告していなかった。

http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY201109020749.html