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2012/09/07

アームストロング船長、海で水葬に

アポロ11号船長のアームストロング氏、水葬に

【ワシントン=中島達雄】1969年に米宇宙船アポロ11号の船長として人類初の月面着陸に成功し、先月82歳で死去した米宇宙飛行士のニール・アームストロング氏が、海に水葬されることが決まった。

 遺族の代理人が6日発表し、ロイター通信などが報じた。米海軍のパイロット出身だった故人の遺志だという。
 今月13日に首都ワシントンの大聖堂で葬儀を行った後、水葬されるが、海域は明らかにされていない。アームストロング氏は月面着陸の際「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」との有名な言葉を残した。先月25日、心臓血管手術後の合併症で亡くなった。
(2012年9月7日22時31分  読売新聞)


船でえい航しながら海底の放射性セシウムを広範囲に測定できる装置を開発

放射性セシウム:海底濃度を連続計測 東大が開発

毎日新聞 2012年09月07日 10時53分(最終更新 09月07日 11時29分)

 海底の放射性セシウムの濃度を、船を運航しながら連続して測る装置を、東京大のチームが開発した。東京電力福島第1原発事故で拡散した海底汚染はこれまで数キロ〜数十キロおきに「点」でしか計測できなかったが、今回の技術は「線」で測ることを可能にする。局所的に濃度の高い「ホットスポット」の発見などきめ細かい汚染分布の把握につながる。

 装置は全長8メートル、重さ135キロの筒状で、一方の端に測定機が付いている。船上からワイヤで海底まで降ろし、時速4キロ程度で引きずりながら放射性セシウムの濃度を1秒おきに測ることができる。

 8月には、福島県いわき市と北茨城市の沖合で調査を実施。同原発から約75キロ離れた北茨城市沖では、放射性セシウム137の濃度は1キロ当たり225ベクレルだったが、さらに東に約13キロ進むと同70ベクレルになった。文部科学省が定点観測してきたデータの傾向とほぼ一致した。

 浦環(うら・たまき)東大教授(海中ロボット工学)は「水産関係者に基礎データを提供するため、国はこの技術で継続した調査を行ってほしい」と話す。年内に福島原発近くの沖や東京湾などで計測する予定という。【八田浩輔】