鳩山由紀夫民主党代表の首相就任が確実になったことで、曾祖父の和夫氏が農場を開いた北海道栗山町の「鳩山神社」に参拝客が急増、住民は境内を整備するなど対応に追われている。
13日は家内安全と豊作を祈願する例大祭。観光客や報道関係者も訪れ、氏子の瀬尾聡さん(68)は「こんなことは、一生のうちにあるかないかだ」と感慨深げだった。
同町鳩山地区は1894(明治27)年、和夫氏が国有地の払い下げを受け開墾。祖父の一郎元首相も青年時代に滞在、妻の薫さんに何通もラブレターを送ったエピソードが残る。神社は1898年建立で「紅葉神社」と呼ばれてきたが、1976年の改築を機に改称した。神社の標柱や、地区の公民館の看板は由紀夫氏の父、威一郎元外相が揮毫している。
2009/09/13 16:52 【共同通信】