東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らは、強毒性の鳥インフルエンザウイルス「H5N1」が哺乳類同士でも感染する仕組みを解明した。将来、大勢の死者を出す懸念がある新型インフルエンザの病原体になる可能性を示す成果で、論文が3日、英科学誌ネイチャー(電子版)に載る。世界的な大流行(パンデミック)を回避する予防ワクチン開発に道を開く。