自称霊能者、無罪を主張 薬物殺人 大阪地裁
2012年2月20日
大阪市西成区の女性(当時92)を薬物で殺害するよう信奉者に命じたなどとして、殺人罪などに問われた元民生委員で自称霊能者、寺谷均美(てらたに・ひとみ)被告(55)の裁判員裁判の初公判が20日、大阪地裁であった。寺谷被告は「指示していない」などとして無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、寺谷被告が信奉者の元介護士(55)=殺人罪などで実刑判決確定=に「不動明王の言葉」などとして殺害を命じたと指摘。元介護士が2007年、精神安定剤を混ぜたヨーグルトや水を与えて肺炎にかからせたうえ、入院先で多量のインスリンを注射したと主張した。
被告は女性宅への放火など、他にも11事件で起訴され、公判前に争点などを整理する手続きが約2年続いた。(岡本玄)
鳥インフルウイルス研究、停止期間延長
February 20, 2012
世界保健機関(WHO)は17日、公衆衛生とインフルエンザの専門家会議を開き、鳥インフルエンザウイルス「H5N1」が人間に対する感染力を強めるかに関する研究の重要性を確認する一方、H5N1ウイルスについての研究停止期間を延長することで合意した。
新型インフルエンザ法案
新型インフルエンザ法案 政府は新型インフルエンザの流行に備えた法案の作成を進めており、来月にも国会に提出する方針。感染者が重症化する恐れがある場合などに緊急事態を宣言し、集会の制限のほか、医薬品の買い取りや医療用の土地の借り上げを強制的に行うことができる規定を盛り込む。
新型は大多数の人が免疫を持たないため、大流行し多くの重症者を出す恐れがある。致死率60%のH5N1型鳥インフルエンザの流行が警戒されているが、2009年のH1N1型豚インフルエンザは、季節性並みに低い致死率だった。(2012/02/19-15:05)
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2012021900080
2012年2月20日13時54分
外部被曝、住民最高23ミリシーベルト 福島1万人推計
東京電力福島第一原発の事故による福島県民の外部被曝(ひばく)線量について、県は20日、県民約1万500人のうち原発作業員らを除く一般住民約9750人の最高が事故後4カ月で23.0ミリシーベルトで、20ミリシーベルトを超えた人が2人いたと発表した。年20ミリシーベルトは、政府が決めた帰還、居住の目安になっている。
最高は47.2ミリシーベルトだったが、行動の記録から原発作業員とみられる。
推計値は、各自が記入した事故後4カ月間の詳細な行動記録を基に、放射線医学総合研究所が開発した独自のソフトを使って計算した。自然放射線量は含まれない。全県民約200万人を対象に今後30年以上、被曝の健康への影響を見守る「県民健康管理調査」の基礎データになる。
http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY201202200195.html