スペインの全国管区裁判所は19日、1980年から90年代にチベットで虐殺に関与した疑いで、中国の江沢民元国家主席や李鵬元首相ら5人に対して逮捕命令を出したと発表した。 スペイン国籍を持つ亡命チベット人を含む人権団体の告発を受けたもの。中国以外の第3国で江沢民氏らの身柄が拘束される可能性はあるが、実際の効力は不明。 これについて中国外務省は20日午後、「強い不満と断固反対を示す」と非難した上で、スペイン側に中国との関係を損なうことをやめるよう求めた。