金融庁、みずほ銀行に業務改善命令 反社会的勢力の対策取らず
反社会的勢力との取引があることを知りながら、2年以上も対策を取らなかったとして、金融庁は、みずほ銀行に業務改善命令を出した。
金融庁によると、みずほ銀行は、信販会社を通じた提携ローンをめぐって、暴力団構成員など、反社会的勢力との取引があることを2010年12月の時点で知りながら、2012年12月に金融庁検査が入るまでの2年以上にわたり、対策を取っていなかったという。
取引は、自動車の提携ローンを中心におよそ230件で、総額は2億円を超えるという。
金融庁は、経営責任の所在を明らかにすることなどを求める業務改善命令を出した。
みずほ銀行は、「深く反省するとともに、心からおわび申し上げます」とコメントを発表した。
(09/27 19:03)