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2010/03/30

【偽装献金事件】鳩山由紀夫首相の母、毎月1500万円の子ども手当は本人に知らせず 「話せば恩着せがましくなると思った」

鳩山首相の母が上申書「子を助けるのは当然」

 鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」を巡る偽装献金事件で、29日に東京地裁で開かれた元公設第1秘書・勝場啓二被告(59)の初公判。

 検察側は、毎月1500万円を提供していた首相の母親による上申書も証拠として提出。「資金を提供していたことは由紀夫には話していない。親がおなかを痛めて産んだ我が子を助けるのは当たり前で、話せば恩着せがましくなると思った。本人は知らないはずです」などとする内容を読み上げた。

 また、勝場被告が捜査段階で、個人からの寄付だと装うために他人の名前を無断で使用し始めた頃の心境について、「過去に寄付した人の名前を使い、問題を指摘されたら『勘違いでした』と言って謝るつもりだった」「実際には指摘されず、感覚がまひして、手元の名刺や名簿にある名前を次々と使い、その人が存命中かどうかも確認しなくなってしまった」などと述べた供述調書も朗読した。

(2010年3月30日05時48分 読売新聞)

2010/03/29

鳩山首相元秘書に禁固2年求刑

偽装献金事件、鳩山首相元秘書に禁固2年求刑


 鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた同会の元事務担当者で、鳩山首相の元公設第1秘書・勝場啓二被告(59)の初公判が29日、東京地裁で開かれた。


威一郎時代から30年近く鳩山家の金庫番だった勝場被告は「森ビル」出身。 

<偽装献金>ずさん「首相マネー」 実母の12億円は闇

3月29日21時38分配信 毎日新聞

 首相の「政治とカネ」が法廷で問われた。29日、東京地裁で開かれた鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)を巡る偽装献金事件の初公判。検察側は元公設第1秘書の勝場啓二被告(59)が「どんぶり勘定」で資金を管理し、政治資金収支報告書作成時は支出に見合う収入を偽装してつじつま合わせを繰り返した実態を指摘した。うなだれ、反省の弁を繰り返す勝場被告。しかし12億円超の「実母マネー」の行方はほとんど分からず、消化不良のまま2時間弱で幕が下りた。【岩佐淳士、大場弘行、三木幸治】

 午後1時半、104号法廷。濃紺のネクタイに黒っぽいスーツ姿の勝場被告は緊張のためか青ざめた表情。裁判長に一礼して入廷すると、消え入りそうな小さな声で起訴内容を認め、「やってはいけない間違いを犯した」と何度も頭を下げた。

 検察側は冒頭陳述や関係者の供述調書で鳩山事務所のずさんな実態を指摘する--。

 「段々お金が足りなくなって苦しい。月1500万円くらい足りない」。勝場被告は02年ごろ、実母安子氏(87)の側近の公益法人幹部に泣きついた。側近から相談を受けた安子氏は「いくら必要なんですか」と答えた。側近が金額を指定すると提供が始まったという。

 勝場被告は、元々の事務所の金に、実母からの提供資金、鳩山氏個人から預かった金を混ぜ合わせ、東京都内の事務所に保管した。これらの資金は友政懇のためだけではなく、鳩山首相の公私にわたる支出にも充てられたという。

 収支報告書を作成する毎年2~3月ごろには、人件費、事務所費など友政懇の支出総額をまず算定。それに見合う収入を収支報告書に記載した。検察側は「安易に記載額を水増しした」と批判した。

 「勝手に名前を使ってしまった皆さんをはじめ、多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。おわび申し上げたい」。最終意見陳述で勝場被告が直角に体を折ると、わずか2時間弱の法廷が終わった。


 ◇鳩山家支え30年…「後悔してもしきれない」

「後悔してもしきれない」。29日の被告人質問で勝場被告はそう語った。

 勝場被告は「森ビル」出身。鳩山首相の父威一郎元外相の選挙から30年近く鳩山家を支えてきた。新党さきがけの事務局長や鳩山首相の金庫番としての役割を担ってきた。昨年6月、弁護士による調査に虚偽記載を認め公設第1秘書を解任され、その後はほとんどを自宅で過ごしている。在宅起訴後の1月6日には、毎日新聞の取材に「絶対に取材に応じません」と強い口調で話した。

 「再び政治にかかわる仕事をしようとは思わない」という勝場被告。裁判長に「発覚すると思わなかったか」と問われると「思いはあった。罪深さを感じている」と消え入りそうな声で答えた。「なぜやったのか」との裁判長の質問には「想像力が欠如していたと思う。どういう理由でやったのかは、うまく説明できません」と視線を落とした。

 関係者によると、最近は自宅付近に借りた畑で農作業をしている。周辺には「長く続けてほしい」と首相にエールを送り続けているという。【安高晋、鈴木一生】



 ◇偽装献金事件の経緯

【09年】

6月16日 故人の献金を記載していた問題が発覚

  30日 鳩山民主党代表が虚偽記載は計2178万円に及ぶとする調査結果を公表

7月 3日 市民団体が告発状提出

9月16日 鳩山内閣発足

  下旬 東京地検特捜部が捜査開始

12月24日 勝場被告を在宅起訴。元会計責任者の芳

     賀大輔元政策秘書を略式起訴。鳩山首相

     を容疑不十分で不起訴

【10年】

1月28日 市民団体が鳩山首相の不起訴を不当とし

     て検察審査会に審査申し立て

3月29日 勝場被告の初公判、結審 .最終更新:3月29日21時55分


http://megalodon.jp/2010-0329-2219-49/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100329-00000094-mai-soci




2010/03/24

タリバンのナンバー2にマンスール師とザキル師が指名



タリバン・ナンバー2に元収容者 釈放めぐり米で論議も

 【カブール共同】アフガニスタンの地元テレビは24日、反政府武装勢力タリバンのナンバー2とされるポストに、キューバのグアンタナモ米海軍基地の元収容者であるアブドルカユム・ザキル師ら2人が指名されたと伝えた。

 グアンタナモ基地の収容経験者がタリバンのナンバー2に就いたことで、米国では収容者の釈放条件などをめぐって論議を呼ぶ可能性もある。

 同テレビなどによると、別の1人は2001年に崩壊した旧タリバン政権で航空相を務めたアクタル・マンスール師で、このほど、最高指導者オマル師が指名。前ナンバー2のアブドルガニ・バラダル師はパキスタン情報機関に2月に拘束されていた。

 地元テレビなどによると、ザキル師は07年、グアンタナモからアフガンの首都カブールの拘置所に移送された後に釈放され、タリバンに再び参加したという。

2010/03/24 19:06 【共同通信】

2010/03/15

2010/03/09

【普天間問題】 鳩山首相、覚悟をもって臨むとは「意思決定には覚悟を持って臨むべきだという意味」

2010年3月9日22時17分 読売新聞
首相「普天間、進退かけるつもり全くない」

 鳩山首相は9日夕、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題に関し「覚悟を持って臨む」と発言したことについて「進退をかけるとか、野党の挑発に乗るつもりは全くない」と述べ、5月末までの決着ができなければ退陣するとの見方を否定した。


 首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は発言の真意について「政治家は物事を判断する時には一つ一つ覚悟を持って臨むべきだ。国民の暮らし、命がかかわる話であればあるほど。首相として意思決定には覚悟を持って臨むべきだ(という意味)」と説明した。

(2010年3月9日22時17分 読売新聞)


2010/03/07

【普天間問題】 鳩山首相、5月末決着に「覚悟をもって臨む」

2010年3月7日01時30分 読売
普天間5月決着「覚悟を持って」と首相


 鳩山首相は6日午後、沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題が5月末までに決着しない場合、退陣を求める声が自民党から出ていることに関連し、「一つ一つの政策の実現に向けては覚悟を持って臨む。当たり前の話だ」と語った。


 首相は退陣するかどうかは明言しなかったが、政府筋は6日夜、「あれだけおっしゃっているのだから、決まらなければ辞めるしかない」と述べた。5月末までに決着しなければ、政府・与党からも退陣を求める声が出る可能性があり、首相は窮地に追い込まれそうだ。

 この問題では、自民党の大島幹事長が6日午前、那覇市での党沖縄県連大会で、「移設先と沖縄県民、米国の了解を得る三つの方程式を解くのはかなり困難だ。(解決)できなかったら即刻退陣してもらおう」と述べた。

 これを受け、首相は視察先の東京都大田区で記者団に、「その覚悟があるか」と問われ、「国民への約束を守るために全力を尽くすのが新政権の基本的な方針だ。以前の内閣では、公約は守らなくても大したことはないと言った。そういう政治が国民に鉄槌(てっつい)を食らわされた」と5月決着に全力を尽くす姿勢を強調したうえで、「覚悟を持って臨む」と語った。

 政府筋は6日夜、「決まらなければ辞めるしかない。参院選も持たない。覚悟は覚悟だ」と述べた。

(2010年3月7日01時30分 読売新聞)