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2011/11/22

国民党のラホイ党首、「義務と責任を果たしている国々を欧州機関は支える必要がある」

スペイン入札:3カ月物金利がギリシャを上回る-国民党は欧州に訴え
更新日時: 2011/11/22 23:29 JST  
 11月22日(ブルームバーグ):スペイン政府が22日に実施した入札で、3カ月物証券の支払い金利がギリシャを上回った。総選挙で大勝した国民党はスペイン国債の支払能力「維持」で欧州に協力を訴えている。

 この日の入札で3カ月物の平均落札利回りは5.11%。1カ月前の入札時の2倍を超えた。利回りはギリシャが11月15日に入札した13週間物の4.63%を上回った。その翌日の入札でポルトガルの3カ月物利回りは4.895%だった。ギリシャとポルトガルは欧州連合(EU)主導の救済を受けている。

 国民党のマリア・ドロレス・デ・コスペダル書記長は21日、スペインの債務「支払い能力を保ち、保証する」ためのユーロ圏の合意を呼び掛け、同国は7%の金利を支払い続けることはできないと語った。10年債利回り7%はギリシャとポルトガル、アイルランドが救済に追い込まれた水準。


大王製紙前会長を会社法違反容疑で逮捕

大王製紙前会長逮捕=巨額借り入れ、特別背任容疑-子会社に32億円損害・東京地検
 大王製紙前会長による巨額借り入れ問題で、東京地検特捜部は22日、カジノでの負債の支払いなどに充てる目的で総額約106億円を子会社から借り入れ、少なくとも32億円の損害を与えた疑いが強まったとして、会社法違反(特別背任)容疑で前会長井川意高容疑者(47)を逮捕し、自宅などを家宅捜索した。

 弁護人によると、井川容疑者は特捜部の調べに事実関係を認めている。グループを支配する創業者一族の前会長による巨額借り入れは、刑事事件へと発展した。

 特捜部は、85億円を超えるとされる未返済の借り入れの大半は、マカオやシンガポールのカジノでの借金の穴埋めに使われたとみており、損害額はさらに増える可能性がある。

 逮捕容疑によると、井川容疑者は子会社4社の会長としての任務に背き、賭博の負債の支払いなど自己の利益を図る目的で、7~9月、7回にわたり貸付金として計32億円を指定した口座に振り込ませ、4社に同額の損害を与えたとされる。

 4社からの借り入れはいずれも未返済で、事前に取締役会の承認を得ることなく、全て無担保で行われたという。大王製紙が21日、同容疑で告発状を提出していた。(2011/11/22-12:24)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011112200258&j4



米・英・加、イランに対し新たな経済制裁

イランに包括制裁=中銀含む全金融、石油化学対象-日本の原油輸入に影響も-米英加
 【ワシントン時事】米国のクリントン国務長官とガイトナー財務長官は21日、英国、カナダと協調したイランに対する包括制裁措置を発表した。イラン中央銀行を含む同国の全金融機関との取引を制限するほか、石油・石油化学などイランの主要産業にも制裁を加え圧力を強める。

 イラン核開発への懸念が高まっていることを受けた措置で、イランの全金融機関と石油化学分野を制裁対象とするのは初めて。原油取引決済の大部分は中銀を経由して行われていることから、イラン経済への大きな打撃が見込まれるほか、日本の原油輸入にも影響が及ぶ恐れもある。
(2011/11/22-11:49)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011112200085




教団は、自分の手で製造した70トンものサリンを霞が関や皇居に空中散布して大量殺人を実行し、混乱に乗じて自動小銃を持った信者が首都を制圧するという国家転覆計画を企てていた

オウム裁判:岡崎死刑囚から「司法取引」持ちかけられた
 95年の地下鉄サリン事件発生時、東京地検次席検事として捜査を指揮した甲斐中辰夫弁護士(元最高裁判事)は、オウム公判終結について「真相解明と適正な刑罰を科す目的を達成でき、ほっとしているが、時間がかかりすぎた」と述べた。

 「今、取り調べのやり方が議論になっているが、この事件はまさに取り調べで解明した事件。物証がほとんどないですから」と振り返る。その一方、「もっと早く何とかならなかったのか」との思いが残るという。

 「一つ言えるのは坂本(堤弁護士一家殺害)事件。岡崎(一明死刑囚)が神奈川県警に早い段階でしゃべりかけた。坂本さんがいなくなってしばらくしてから。ただ、条件は『自分の刑を軽くしてほしい』と。でも(現行法制下では司法取引を)やっちゃいけないので応じなかった。その結果、岡崎はしゃべらなくなり、地下鉄サリンも起きた。僕らは後で知ったことですけど」

 当時のことを明かした上で、こう述べた。「取り調べの可視化(録音・録画)をするなら司法取引、刑事免責は絶対必要だと思う。あの時に司法取引ができたら……」

毎日新聞 2011年11月22日 2時30分



【オウム真理教】94年2月、麻原彰晃は出家信者ら約80人で中国旅行に行った際に武力によって日本にオウム国家を建設し王になる意思を明確にした

オウム裁判:全公判終結(その1) 国家支配もくろみ
 オウム真理教元幹部、遠藤誠一被告(51)に対し、最高裁第1小法廷が21日、死刑維持の判決を言い渡したことで、教団を巡る一連の事件で起訴された189人全員の裁判が終結した。教団を率いた松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(56)が95年5月に逮捕されてから16年半。27人の尊い命が失われ(刑事裁判上の認定。08年施行のオウム真理教被害者救済法で新たに1人が死者認定され、松本サリン事件被害者の1人も08年に亡くなり、死者は計29人)、国家と時代を揺るがした事件と裁判をたどった。【石川淳一、村上尊一、銭場裕司、伊藤一郎、野口由紀】


参院事務局では「外部に流出し、メールなどが盗み見られた疑いがある」とみている

2011年11月21日20時51分
全議員のパスワード情報、流出か 参院が発表
 参議院のネットワークへのサイバー攻撃で、参院は21日、サーバーへの攻撃が確認され、議員と秘書全員分のパスワード情報が外部に流出した可能性がある、と発表した。

 参院の説明によると、参院のネットワークに接続されたパソコンの中から、海外のサイトに強制的に接続させられたことがこれまでに判明した議員のパソコン29台のうち5台を調査した。その結果、5台とも8月上旬~10月中旬に、サーバー2台に不正アクセスをした痕跡が確認された。サーバーのうち1台に議員と秘書全員分と、管理者用の計七百数十件のパスワード情報が保管されていた。もう1台はネットの運用状況を監視するサーバーという。

 管理者用のパスワードを使えば、外部からネットワーク内のサーバーやパソコンを自在に操ることが可能になる。