2010/11/25 22:42
相次ぐ議員連盟のうち、30日に設立総会を開く「食料とエネルギーの自給率向上を推進する議連」は、小沢氏に近い山岡賢次氏が会長に、鳩山由紀夫前首相が名誉会長に就任する予定。会長代理には原口一博、田中真紀子両氏ら菅政権と距離を置く議員の名が並ぶ。設立趣意書には「マニフェスト(政権公約)の理念と原点に立ち返る」などと明記した。
17日に発足した「ワイン産業振興議連」は、代表選で小沢氏を支持した樽床伸二氏が呼びかけ人となり、会長に輿石東参院議員会長、名誉顧問には鳩山氏が名を連ねた。18日に発足した「日本の海運を考える議連」は、会長に細野豪志氏が就任し、佐藤公治、岡島一正、川島智太郎の各氏など小沢氏側近を含む約20人が参加した。
最高裁は25日、小沢氏の政治資金規正法違反事件を巡り、小沢氏が求めた起訴議決の効力の仮差し止めを退けた。強制起訴が確実な中、小沢氏の求心力低下を指摘する声が党内に広がる。小沢氏は24日の市民団体の集会に寄せたメッセージで「まだまだやらなければならないことは残っている」と意欲を示した。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E7E2E1E68DE0E7E3E3E0E2E3E28297EAE2E2E2;df=2