ムハンマド侮辱映像の制作者、保護観察違反で1年再収監に
2012年 11月 8日 14:27 JST[ロサンゼルス 7日 ロイター] ロサンゼルスの米連邦裁判所は7日、イスラム諸国で激しい反米デモを引き起こしたイスラム教の預言者ムハンマドの侮辱映像の制作者に対し、保護観察の義務に違反したとして1年間の再収監とする決定を下した。
再収監されたのはマーク・バスリ・ユセフ(別称ナクラ・バスリ・ナクラ)容疑者(55)で、金融詐欺事件で服役した後に釈放されたが、保護観察義務に違反した疑いで9月末に身柄を拘束され、それ以降拘置されていた。
出廷したユセフ容疑者は、保護観察中に禁止されていた偽名を使ったほか、担当官にうそをつくなどの行為を行ったと認めた。
使用が義務違反の1つとされた「サム・バシル」という偽名は、同容疑者がこれまでも使用していたもので、出演者らによると、ムハンマドの侮辱映像を制作する際にも使用していたという。