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2012/02/12

福島第1原発2号機、約75度まで上昇=注水量増で対応

2号機温度、約75度に上昇=冷却水、毎時1トン増で対応-福島第1
 
東京電力は11日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器底部に3カ所ある温度計のうち、60度台後半で推移していた温度計が同日夕から再び上昇し始めたため、冷却水の注入量を毎時1トン増やして同14.6トンとした。同温度計は11日午後11時に74.9度を示す一方、同じ高さにある残り2カ所の温度計は35度程度で推移しているという。(2012/02/12-00:43)

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012021200009



2号機約75度に上昇 注水増やす
2月12日 1時57分

2号機約75度に上昇 注水増やす


 東京電力福島第一原子力発電所の2号機の原子炉の一部で温度が上昇している問題で、11日夜、温度計の1つが75度近くを記録し、東京電力は、原子炉への注水量をさらに増やす対策を取りました。この温度は、去年12月、政府と東京電力が、「冷温停止状態」を宣言したあとで、最も高くなっています。

福島第一原発の2号機では、原子炉の底にある温度計の1つが先月下旬から徐々に上昇し、今月6日には73.3度を記録したことから、東京電力は、7日、原子炉への注水量をこれまでで最も多い1時間当たり13.5トンに増やしました。

その結果、この温度計は、8日に64.1度まで下がりましたが、10日夜から11日夜にかけて、再び71度台を記録するようになり、11日午後11時には74.9度まで上昇しました。

この温度は、注水量を増やす前の73.3度をさらに上回っていて、去年12月、政府と東京電力が、原子炉の温度が100度以下に下がったとして、「冷温停止状態」を宣言したあとで最も高くなっています。

こうしたことから、東京電力は、11日午後11時前に2号機の注水量をさらに増やして、14.6トンにする対策を取りました。

東京電力によりますと、▽12日午前0時には71.1度、▽1時には69.5度、▽2時には71.9度になったということです。
「冷温停止状態」を受けて、東京電力が見直した新たな規定では、温度計の誤差が最大で20度あることを考慮して、原子炉の温度を80度以下に維持することを定めています。

原子炉の底にあるほかの2つの温度計は、35度程度まで下がっているということで、東京電力は、「原子炉が危険な状態になっている訳ではないが、監視を続けたい」と説明しています。

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120212/t10015959581000.html






福島第一原発2号機 再び71度台
2月11日 21時0分



福島第一原発2号機 再び71度台



東京電力福島第一原子力発電所の2号機で、原子炉の温度計の1つが高い値を示している問題で、4日前に注水量を増やしたあと一度は温度が下がったものの、10日夜から11日にかけて、再び71度台を記録し、温度が下がっていないことが分かりました。

福島第一原発の2号機では、原子炉の底にある温度計の1つが、先月下旬から徐々に上昇して、70度前後から下がらない傾向が続き、東京電力は、7日、原子炉の注水量を増やし、これまでで最も多い1時間当たり13.5トンにしました。

その結果、温度計の値は6日に73.3度を記録しましたが、8日に64.1度まで下がりました。

ところが、その後温度が再び上がっていて、▽10日午後9時に71.1度、▽11日午前3時と9時には71.3度と、注水量を増やす前とほぼ同じ高さに戻り、温度が下がっていないことが分かりました。

原子炉の底のほかの2つの温度計は、35度程度まで下がり続けていて、東京電力は、「燃料の冷却はできているので、もうしばらく状況を見守る。しかし、これ以上上昇したら注水量をさらに増やすことも考える」と説明しています。

福島第一原発では、去年12月、原子炉の温度が100度以下に下がったとして、政府と東京電力が「冷温停止状態」を宣言していますが、原子炉の状態は、依然、詳しく把握できない状況が続いています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120211/k10015957001000.html



2号機の圧力容器、一時74.9度に再上昇 福島原発
原子炉への注水量増やす
2012/2/12 1:07 (2012/2/12 1:28更新)
 東京電力は12日未明、福島第1原子力発電所2号機の圧力容器底部の温度が11日午後11時時点でセ氏74.9度に上昇したと発表した。12日午前0時時点では71.1度。冷却のため11日午後10時45分に、原子炉への注水量を毎時1トン増やし、同14.6トンとした。残り2カ所の温度計は35度程度で推移しているという。

 東電は、経済産業省原子力安全・保安院に底部温度の上昇と注水量の引き上げを報告した。

 11日午後5時時点では69.5度だったが、同6時には71.2度になるなど徐々に上昇した。東電は温度変化を引き続き注視する。圧力容器底部の温度は2月に入り上昇傾向が続き、7日に注水量を増やしていた。

 昨年12月に宣言された「冷温停止状態」を満たすには、底部の温度が100度以下になっていなければならない。温度計の誤差を約20度と考えると、80度以下が目安になる。