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2012/02/09

カトリックの神父らによる性的虐待、賠償額は20億ドルに上る

性的被害賠償、1500億円超に=カトリック聖職者の虐待問題
 【ジュネーブ時事】バチカンからの報道によると、カトリック教会の神父らによる相次ぐ性的虐待問題で、教会側が被害者らに支払った賠償額はこれまでに総額約20億ドル(約1540億円)に上るとみられることが8日、専門家の調査で明らかになった。公にならず和解に至ったケースも多く、正確な額は不明という。

 調査したのは米カトリック教会の関係者2人。各国のカトリック聖職者らが参加し、バチカンで6日から9日まで開かれている会合で報告、聖職者らへの信頼が失われた代償は金銭的損失よりも大きいと強調した。(2012/02/09-06:45)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012020900056



2011/11/06
カトリックの権威揺らぐ=聖職者の性的虐待響く-アイルランド
 【ダブリンAFP=時事】欧州屈指のカトリック国家として知られてきたアイルランドで、カトリックの権威が揺らいでいる。カトリック系シンクタンク「アイオナ研究所」が5日までに公表した世論調査結果では、半数近くがカトリックへの不支持を表明した。
 成人1000人を対象にした同調査で、不支持47%に対し、支持は27%。不支持のうち半数以上が、聖職者による少年への性的虐待を理由に挙げ、さらに半数近くが教会の持つ隠蔽(いんぺい)体質に嫌悪感を示した。アイルランドからカトリック教会が消えて無くなればいいと回答した割合も22%に上った。
 世論の動向を受け、ケニー首相は教会を「機能不全、民心からの乖離(かいり)、選民思想の固まり」と批判、支持を集めている。金融危機克服が最優先の首相は3日、節約を理由に在バチカン市国大使館の閉鎖も発表した。(2011/11/06-07:34)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011110600024&rel=j&g=int




2011/09/13
ローマ法王を告訴=性的虐待で「監督責任」-被害者団体
 【ブリュッセル時事】カトリック聖職者による少年らへの性的虐待問題で、被害者の支援団体は13日、ローマ法王ベネディクト16世の監督責任を問い、人道に対する罪でオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に告訴した。同団体は「汚れを知らない子供たちを守るために行動を起こした」と説明している。
 ロイター通信によると、バチカン(ローマ法王庁)は直ちにコメントする予定はないとしている。(2011/09/13-22:55)
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011091300995&rel=j&g=int