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2012/01/01

「ひかりの輪」の広末晃敏副代表、「寝耳に水」

「驚くしかない」=ひかりの輪-平田容疑者逮捕
 オウム真理教の反主流派団体「ひかりの輪」(上祐史浩代表)の広報部は1日、平田信容疑者(46)の逮捕を受け、「捜査に積極的に協力するとともに、自己と向き合って、二度と同様の事件を繰り返さないための総括・教訓を残すことを期待します」とするコメントを出した。
 取材に応じた広末晃敏広報部長(42)は「ニュースを見て驚くしかない」と話し、平田容疑者が出頭した理由について「全く分からない。十何年間やりとりもないので、申し上げることはない」とした。
 教団は主流派の「アレフ」と反主流派の「ひかりの輪」に分裂して活動を続けている。(2012/01/01-10:15)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012010100048



元オウム信者ら「寝耳に水…」平田容疑者逮捕で(01/01 11:47)
平田信容疑者(46)の逮捕を受け、上祐史浩氏が代表を務める「ひかりの輪」では、1日午前に副代表が取材に応じました。

 ひかりの輪・広末晃敏副代表:「ほんとに寝耳に水でした。事件全容解明に向けた積極的な協力と二度とああいうことが起こらないように、総括・教訓をしっかり残してほしい」
 教団元幹部の野田成人さん(45)は、今回の出頭には狙いがあると分析しています。
 オウム真理教元幹部・野田成人氏:「麻原死刑囚の執行を遅らせたいのかな。裁判での証人の可能性も出てくる」
 一方、「オウム真理教家族の会」の代表で自らも教団の信者に猛毒のガスで襲撃され、重傷を負った永岡弘行さんは、「真実を話すとは思えない」と悲観的な見方を示しています。
 オウム真理教家族の会・永岡弘行会長:「指示されたこと、インプットされていることを話すだけだと思う」








「なぜこのタイミングで…」ひかりの輪関係者も衝撃と困惑
2012.1.1 10:45
 オウム真理教元幹部、平田信容疑者(46)の逮捕を受け、オウムの流れをくむ「ひかりの輪」(上祐史浩代表)がある東京都世田谷区のマンションには、1日早朝から報道陣が駆けつけた。取材に応じた同会幹部は「衝撃だったが、なぜこのタイミングなのか全く分からない」と困惑の表情を浮かべた。

 1、2階にひかりの輪の道場や専従会員の居住スペースが入る5階建てマンションは、ほとんど人の出入りはなくひっそりした様子。時折会員とみられる男女が部屋を行き来する姿がみられた。上階には居住する住民が設置したとみられる「我々は、あのサリン事件を忘れないぞ!」「名前を変えてもオウムはオウム」などと書かれた横断幕がかかっていた。

 取材に応じた同会の広末晃敏副代表によると、報道関係者から1日午前3時ごろに電話で問い合わせを受け、平田容疑者の出頭を初めて知ったという。

 ひかりの輪では12月29日から1月2日までの間、上祐代表の講話やマンション内にある道場で瞑想(めいそう)、ヨガなどを行う「年末年始セミナー」を開催中。31日も会員ら二十数人が参加しており、平田容疑者出頭の事実を知った時間帯にも、数人が道場で瞑想中だった。

 上祐代表に平田容疑者の逮捕を伝えると、絶句していたという。広末副代表は「うちの会員にはオウム後に入会した人も多く、動揺や混乱などはない」としながらも「(平田容疑者とは)逃亡後は全く連絡を取っていない。なぜ今出頭したのか、特別手配されている他の2人と一緒にいたのかなど、全く分からない」と繰り返した。