「北朝鮮、ウラン濃縮を中止へ」
AP通信「22日ごろ発表」と報じる
米国が今週中に北朝鮮に対する食糧支援(米国側は「栄養支援」と表現)を発表する一方、北朝鮮も数日以内にウラン濃縮プロジェクトの中止を発表する予定だ、とAP通信が18日(現地時間)報じた。
AP通信はまた、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射実験を中止するとともに、2009年に追放した国際原子力機関(IAEA)の査察官の再入国なども認める方針を固めたという、消息筋の話を引用し報じた。
これらの方針は今月22日ごろ、中国・北京で行われる3回目の米朝会談の前後に発表されるものとみられる。北朝鮮に対しては、コメや小麦粉などの穀物ではなく、毎月2万トンの栄養補給用ビスケットやビタミンのサプリメントが支援されるという。今回の米朝会談で、北朝鮮が示す「非核化に向けた事前措置」が信用に値するものなら、6カ国協議も早ければ来年2-3月ごろに再開される見通しとのことだ。
ワシントン= イム・ミンヒョク特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
米が食糧支援 北朝鮮はウラン中断で合意=米通信社
2011/12/19 08:52 KST
【ワシントン聯合ニュース】米国が今週中にも北朝鮮への大規模な食糧支援実施計画を発表し、北朝鮮も韓日米が要求しているウラン濃縮活動の暫定停止を表明するとAP通信が18日に報じた。
APは外交筋の話を引用して報道。米朝が今年夏からの交渉を通じ、核実験と弾道ミサイル試験の中断、国際原子力機関(IAEA)査察団の北朝鮮復帰、南北対話の再開などでも既に合意していると伝えた。
聯合ニュースはAPの報道に先がけ、米国が北朝鮮に対し、ビスケットなどの栄養補助食品を支援することで米朝両国が合意し、北朝鮮側がウラン濃縮停止など非核化に向けた事前措置の実施を受け入れたと報じていた。食品支援量は毎月2万トンずつの計24万トン。
APはまた、米朝の合意に従って22日に中国・北京で今年3回目となる米朝高官協議が開催され、ここで北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の再開が合意される可能性があると報じた。
米国の対北朝鮮支援については、軍事に転用される恐れがあるコメや小麦ではなく、ビスケットやビタミン剤などの栄養補助食品になる可能性もある。
sarangni@yna.co.kr
北朝鮮がウラン濃縮中断、米が食糧支援を近く発表へ
2011年12月19日08時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
3年間にわたり冬眠状態だった6カ国協議が、早ければ数週間以内に再開されるものとみられる。http://japanese.joins.com/article/577/146577.html?servcode=500§code=500
AP通信は18日、「米国が今週中に北朝鮮に対する相当な食糧支援を発表し、北朝鮮も数日中にウラン濃縮計画を暫定中断するという事実を発表する予定だ」と報道した。APはまた、交渉に精通した消息筋の話として、「北朝鮮が核実験と弾道ミサイル実験を中断し、2009年に追放した国際原子力機関(IAEA)視察団の再入国なども受け入れることにした。南北対話も再開されるだろう」と伝えた。これに伴い、6カ国協議再開に向け22~23日ごろに中国・北京で開かれる米朝協議では、双方がさらに具体的な内容を議論するものと予想される。
10月末にジュネーブで行われた米朝対話後、これという進展がなかった北朝鮮の核議論は先週に入り速度を出し始めた。北京とニューヨークでだ。15~16日に北京では米国務省のキング北朝鮮人権特使と北朝鮮外交部のイ・グン米国局長が米国の北朝鮮栄養支援(nutritional assistance)問題を議論した。栄養剤が含まれた穀物粉など栄養食24万トンを毎月2万トンずつ支援するという内容だ。配給を監視するモニタリング要員の数も30~50人に増やすことで暫定合意した。ほぼ同じ時期に北朝鮮はニューヨークチャンネルを通じ米国側に「ウラン濃縮計画を暫定中断するなど積極的な措置を取る」という意向を伝えたことがわかった。ウラン濃縮計画中断は韓国と米国が米朝3次対話と6カ国協議再開の前提条件として掲げた問題だった。
北朝鮮のこうした立場は先月30日にクリントン米国務長官の訪韓に合わせ、「低濃縮ウラン生産は核エネルギーの平和的利用の権利で少しも譲歩できない」としてから半月での変化だ。
北朝鮮 軍事目的でのウラン濃縮停止に合意
19.12.2011, 11:25
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は米国に対して、軍事目的でのウラン濃縮を停止することへの合意を伝えた。19日韓国紙「朝鮮日報」が匿名の外交筋からの情報として伝えた。同じ情報筋としては、今回の合意は、北朝鮮と米国の外交官が北京で会談した際に達成されたという。
米国は、ウラン濃縮の停止と引き換えに、北朝鮮への食料支援を再開する用意があるということで、「朝鮮日報」が伝えるところでは、すでに24万トンの食料品が発送準備が整っているという。
また食料品が一般市民にいきわたっていることを米国が確かめられるように、より厳格な管理システムにも北朝鮮は合意したと見られている。
栄養補助食品24万トン支援 米朝合意と報道
2011.12.17 13:56 [米国]
聯合ニュースは17日、6カ国協議再開の前提として米国などが北朝鮮に求めるウラン濃縮停止などの「事前措置」の履行を条件に、米国がビスケットなどの栄養補助食品を毎月2万トンずつ、計24万トンを北朝鮮に支援することで両国が暫定的な合意に達したと伝えた。外交消息筋の話としている。
米朝は食糧支援をめぐり、15、16の両日に北京で接触した。報道の通りなら、食糧支援方法に関する米側の主張を北朝鮮が受け入れた形だ。
米朝は来週にも核問題に関する今年3回目の高官協議を開くとの見方が出ており、食糧に関する合意を受け、事前措置の実行と6カ国協議再開問題が進展する可能性がある。
同ニュースは、配分状況を確認するため北朝鮮入りする監視要員を30~50人とすることでも米朝が合意に達したもようだとも伝えた。(共同)