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2011/03/28

フランス統一地方選、社会党が勝利宣言。 サルコジ大統領に厳しい結果。

フランス地方選で与党惨敗 サルコジ政権に打撃
2011年3月28日20時44分



【パリ=稲田信司】来年のフランス大統領選の行方を占う県議会議員選の第2回投票が27日、全国一斉に実施された。AFP通信によると、推定得票率で最大野党の社会党が、サルコジ政権を支える与党・民衆運動連合(UMP)の約20%を大きく上回る約35%を得て、勝利した。右翼政党・国民戦線(FN)は約11%を得て第3党となり、党勢を維持した。

 同通信によると、社会党をはじめ、環境重視のヨーロッパ・エコロジー党、共産党など左派系政党の合計得票率は49%を超え、UMPを軸とする右派系政党の約35%を大きく上回った。社会党のオブリ党首は27日、「(大統領選で)フランスとフランス国民のために勝利する義務があると自覚した」と勝利宣言した。

 ただ、投票を棄権した有権者が約55%にのぼり、UMPや社会党をはじめとする既成政党への失望感の広がりも印象づけた。

 一方、28日付の世論調査によると、ユーロ圏脱退や移民排斥を掲げるFNを「他党と同じような政党」とする回答が約52%に達し、マリーヌ・ルペン新党首が率いるFNへの抵抗感は急速に少なくなっている。






仏統一地方選は野党・社会党が勝利、極右政党も躍進
2011年 03月 28日 13:16 JST
 [パリ 27日 ロイター] 27日投票のフランス統一地方選・第2回投票は、野党・社会党が勝利、極右政党の国民戦線も躍進した。左派・右派ともに勢力を伸ばした格好で、1年後に大統領選を控えたサルコジ大統領にとっては厳しい結果となった。
 得票率は、大半の開票が終了した時点で、社会党が36%、与党・国民運動連合が18.6%。

 党首交代後に世論調査の支持率が急伸していた国民戦線は11%だった。

 投票率は46%前後と低かったが、今回の統一地方選は、2012年4月の大統領選前の最後の大規模な前哨戦とみられており、サルコジ大統領は左派・右派双方からの攻勢にさらされそうだ。