中国外相、来韓キャンセル 韓米合同軍事演習にクレーム
韓国と米国は、北朝鮮による延坪島砲撃の対抗措置として、28日から西海(黄海)で合同軍事演習をすることを決めたが、中国は26日に予定されていた楊潔チ外相の韓国訪問を一方的に取り消すなど、韓米対中国の確執が深まっている。
韓米は25日、西海軍事演習に続き、来月ワシントンで韓米日外相会談を開き、対北朝鮮、対中国政策協力を推進することを決めた。
中国政府は24日夜、楊潔チ外相による韓国訪問取り消しを一方的に通知、その理由を「日程が合わないため」としたが、外交関係者の間では空母ジョージ・ワシントンが参加する西海軍事演習に対する抗議として受け止められている。前日、オバマ米大統領をはじめ、日本・イギリス・ドイツの首相らも李明博(イ・ミョンバク)大統領との電話会談で、「中国は北朝鮮に対し、明確な態度を取るべき」と中国に促していた。