中国・江沢民元主席らに逮捕命令 スペイン
< 2013年11月21日 2:01 >
スペインの全国管区裁判所は19日、1980年から90年代にチベットで虐殺に関与した疑いで、中国の江沢民元国家主席や李鵬元首相ら5人に対して逮捕命令を出したと発表した。
スペイン国籍を持つ亡命チベット人を含む人権団体の告発を受けたもの。中国以外の第3国で江沢民氏らの身柄が拘束される可能性はあるが、実際の効力は不明。
これについて中国外務省は20日午後、「強い不満と断固反対を示す」と非難した上で、スペイン側に中国との関係を損なうことをやめるよう求めた。
「強硬姿勢」迫られる胡指導部=党大会前に妥協できず-「対日」政治問題化・中国
【北京時事】中国で16日、2日連続で大規模な反日デモが起こり、共産党指導部が暴走する愛国感情を制御できない状況が一層鮮明になった。胡錦濤指導部は対日関係の決定的な悪化を回避しつつ、10月に開かれる5年に一度の共産党大会を控え、民衆や人民解放軍内に広がる対日強硬論にも配慮しなければならない。党内は尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に妥協できない雰囲気になっている。
中国の対日研究者によると、1980年代半ば、改革をめぐる党内対立が深まる中、日本に肩入れしたとして保守派長老から攻撃された開明派・胡耀邦元総書記の失脚は、今も国家指導者の頭にこびりついている。胡氏が信頼関係を強化した中曽根康弘首相(当時)は85年の終戦記念日、靖国神社に公式参拝。その後満州事変の発端となった柳条湖事件記念日の9月18日、北京・天安門広場で大規模な反日デモが起こり、胡氏の政治的立場は弱くなっていった。
「日本問題」は、抗日戦争の勝利により確立した共産党政権の正統性にも関わり、国家指導者は常に歴史・領土問題で妥協は許されない。日中関係筋は「共産党政権が突然、歴史キャンペーンを始めることがあるが、その際、歴史問題に厳しい保守派が勢力を増しているケースが多い」と解説する。
今回の尖閣国有化を受け、胡錦濤国家主席ら政治局常務委員9人のうち5人が対日批判を展開した。外交筋は「党大会を前に権力闘争が激しくなる中、日本問題で揚げ足を取られたくないのだろう」と解説。党・軍内の強硬派に加え、インターネット時代になり、「指導者は民衆の間で高まる主権意識・愛国感情も重視しなければならない」と同筋は語る。
15、16の両日に北京の日本大使館前で行われた反日デモで、「断固中国政府を支持する」との横断幕が現れた。中国指導部は、今のところ、反日デモが過激化しても抑え付ける勇気はないとみられる。
一方、今回の北京のデモでは、多数の若者らが毛沢東主席の肖像画を高く掲げた。中国人にとって偉大な建国の指導者である毛主席を持ち上げるのは「みんな貧しくても平等だった毛時代への郷愁の表れ」(北京の弁護士)とみられている。デモに参加した民衆は、低所得や貧富の格差に憤っており、現在の社会への不満を「反日」にぶつけているケースが多い。
胡指導部によって失脚させられた前重慶市トップの薄熙来氏は、毛時代の革命歌を歌う「紅歌」熱唱キャンペーンを展開。貧困層や社会的弱者の絶大な支持を得た。反日デモ参加者の中には、薄氏の支持者が多いとみられており、指導部は早期に反日デモを収束させないと、「反日」が「反政府」に転化するとの懸念を強めているのは確実だ。
しかし共産党筋によると、党・政府にとって、日中が全面戦争に突入した盧溝橋事件(7月7日)から、終戦(8月15日)・抗日戦勝(9月3日)を経て柳条湖事件(同18日)の記念日までの期間は、日本問題に決して妥協できない時期と位置づけている。今回の反日デモで民衆の「ガス抜き」を図り、18日以降は関係改善に向けて尖閣問題の落としどころを探り始めるのでは、との観測も出ている。(2012/09/16-19:18)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091600205
尖閣問題はもはや「棚上げ」できない
2012年08月29日(水)09時00分
薄氏と親密な周永康氏、危機脱出? 胡錦濤派は全面対決回避
2012.5.25 20:58
【北京=矢板明夫】中国共産党最高指導部の政治局常務委員会メンバーである周永康・党中央政法委書記(62)の動向が注目されている。党内の権力闘争で敗れた薄煕来・前重慶市党委書記と親密な関係にあったことで失脚説が飛び交っていたが、積極的に地方視察などを行う姿が最近報じられ、危機を乗り切ったようだ。党内の全面対立を避けたい胡錦濤指導部が「ターゲットを薄氏一人にしぼる」との方針を固めたことで、周氏は温存されたとみられる。
公安幹部また交代 中国重慶市、関氏解任
2012.3.30 14:45 [中国]
米総領事館への駆け込み事件で解任された王立軍氏の後任として2月中旬に中国重慶市公安局共産党委員会書記に就任した関海祥氏が解任されたことが30日分かった。後任は、副市長兼公安局長に選任された何挺氏が兼務。中国メディアの報道で明らかになった。
約1カ月半の間に公安幹部が2度交代したことになり、市のトップだった薄煕来氏解任を受け、不安定な状態が続いているとみられる。
関氏は胡錦濤国家主席と同じ共産主義青年団(共青団)出身。報道は関氏の肩書を「市党委統一戦線部常務副部長」と伝えている。(共同)
「党しのぐ独断専行」と批判=重慶前トップに捜査妨害・指導責任-中国
【北京時事】中国共産党中央が、先に解任した薄熙来前重慶市共産党委員会書記に関し、米総領事館に駆け込んだ元腹心・王立軍前公安局長への「主要な指導責任」のほか、薄氏の家族の不正を追及しようとした王氏の捜査妨害、規定を無視した王氏の公安局長解任を問題点として挙げていたことが23日までに分かった。その上で「個人が党組織をしのぐ独断専行を断固防止しなければならない」と薄氏の政治手法を強く批判した。
胡錦濤国家主席直属の党中央弁公庁が、薄氏が解任された15日に各党組織に発出した内部通知や党関係者の話で分かった。
それらによると、王氏駆け込みの発端は1月28日。公安局長だった王氏が「捜査している重要案件にあなたの家族が関係している。圧力を受け、辞表を出した捜査員もいる」と薄氏に報告すると、薄氏は激怒した。
2月1日には公安省に意見を求めずに王氏を公安局長から外し、薄氏の妻ら家族の関係した「重要案件」の捜査幹部を拘束。その結果、王氏は、身の危険を感じて四川省成都の米総領事館に駆け込み、政治亡命を申請。胡主席の派遣した国家安全省幹部に説得され、北京に8日移送された。(2012/03/23-16:54)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201203/2012032300667
公安出身者を副市長に選出 中国重慶市 解任の王立軍氏の後任
2012.3.23 14:47 [中国]
中国重慶市人民代表大会(議会)の常務委員会会議は23日、公安省で長年捜査官を務めた元青海省副省長の何挺氏を重慶市副市長兼公安局長に選任した。地元メディアが伝えた。
米総領事館への駆け込み事件で重慶市副市長を解任された王立軍氏の後任の形。重慶市トップを解任された薄煕来氏と王氏が主導した暴力団一掃に対し、法律無視の行き過ぎた捜査が横行していたとの批判が強まる中、重慶市の公安部門を刷新する狙いがある。
何氏は、公安省では刑事捜査局長などを歴任。2007年から甘粛省公安庁長などを務め、09年からは青海省副省長と同省公安庁長を兼任していた。(共同)
一時重病の江沢民氏、姿現す…会場に驚きの声
【北京=加藤隆則】中国の江沢民・前共産党総書記(前国家主席)(85)が9日、北京の人民大会堂で開かれた辛亥革命100周年記念大会に出席し、健在が確認された。江氏は7月1日の同党創設90年記念大会に欠席し、一時は香港などで死亡説も流れた。公の場に姿を見せるのは昨年末、上海で京劇を鑑賞したのが報じられて以来。
9日の大会には、胡錦濤総書記ら主要な指導者が顔をそろえた。江氏は胡氏に続いてひな壇に登場、右手を挙げてあいさつすると、会場は「おーっ」という驚きの声に包まれた。江氏は係員に左腕を支えられるようにしながら、自分で席まで歩いた。胡氏が演説を終えて席に戻ると、隣に座っていた江氏は手を伸ばし、笑顔で握手を交わした。
周辺関係者によると、江氏は4月ごろ、急病で上海市内の病院に運ばれ、その後、医療体制の整った北京の人民解放軍301病院に転院したという。7月以降、容体悪化説が中国内外に一斉に広がった。死亡説については、中国外務省が記者会見で否定していた。
(2011年10月9日18時23分 読売新聞)