宮城 一部でマダラなど水揚げ自粛へ
3月31日 18時54分
食品に含まれる放射性セシウムの基準が来月1日から大幅に厳しくなるのを前に、宮城県と漁協などの連絡会議は、比較的高い値の放射性セシウムが検出された宮城県沖のマダラとヒガンフグについて、一部の海域では水揚げを自粛するよう漁業者に要請することを決めました。
食品に含まれる放射性セシウムの基準が来月1日から大幅に厳しくなるのを前に、宮城県と漁協などの連絡会議は、比較的高い値の放射性セシウムが検出された宮城県沖のマダラとヒガンフグについて、一部の海域では水揚げを自粛するよう漁業者に要請することを決めました。
宮城県女川町沖の無人島・笠貝島で、東日本大震災の津波の遡上(そじょう)高(陸地の斜面を駆け上がった高さ)が約43メートルに達したとみられることが16日、東京大地震研究所の都司嘉宣准教授の調査で分かった。
東日本大震災の津波遡上高ではこれまで、土木学会の特別委員会が宮古市で国内観測史上最大の39.7メートルに達したとの調査結果をまとめている。都司准教授は「笠貝島の津波は大震災で最大だった可能性がある」としている。
都司准教授によると、島は周辺の海の浅い部分から津波のエネルギーが集中し、津波が高くなりやすい。同種の現象は岬などでも起きるとみられ、安政東海地震(1854年)では、志摩半島で周辺の津波が5~10メートル程度なのに局地的に20メートルを超えた所があった。
都司准教授は、笠貝島で松などの樹木が倒され津波が到達したとみられる痕跡を確認。島に上陸できなかったが、近くの島から望遠レンズで撮影し分析した。
笠貝島に置かれた標高31.9メートルの三角点との比較では、津波痕跡は43.3メートルに達していた。ただ写真を基にした推定であり、上陸して測定していないため、1メートル前後の誤差はありうるという。 女川町教育委員会によると、笠貝島に近い江島の住民からは「笠貝島全体が津波をかぶったようにも見えた」との証言も寄せられた。
2012年03月17日土曜日
東日本大震災で、宮城県南三陸町には3階建ての防災対策庁舎を上回る巨大な津波が押し寄せ、屋上に避難した職員など40人以上が犠牲になりました。津波が町の庁舎を襲ったときの状況が、関係者への取材で初めて明らかになりました。
宮城県南三陸町で、震災発生の際、住民に避難を呼びかけ、多くの命を救った防災無線の音声が完全な形で残っていることが分かりました。
亡くなった町職員の遠藤未希さんの呼びかけがすべて収録されているほか、呼びかけがどのような判断で行われていたかをうかがわせるものとなっています。
岩手県大槌町吉里吉里の吉祥寺に、震災で犠牲になった子供の遺骨が安置されている。岩手、宮城、福島の3県で見つかった子供の遺体のうち、身元が分からないのはこの1体だけだ。約7カ月前から預かる住職の高橋英悟さん(39)は「早く家族の元に帰してあげたい」と願う。震災の犠牲者を弔う法要が営まれる10日、他の身元不明の遺骨と一緒に供養される。
東日本大震災の津波で宮城県南三陸町の防災対策庁舎にいた同町職員らが犠牲になったのは、佐藤仁町長(60)の対応に問題があったためだとして、町職員の遺族が6日、同町長について業務上過失致死容疑での告訴状を県警南三陸署に提出した。同署は、内容を精査した上で受理するかどうか検討するとしている。
同町によると、昨年3月11日、町は防災対策庁舎に災害対策本部を設置。その後、3階建ての屋上まで津波が押し寄せ、同町職員ら約40人が死亡した。(2012/03/06-13:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012030600477
【3月3日 AFP】東日本大震災による大津波からまもなく1年。大きな悲劇を乗り越えようと懸命な宮城県石巻市で「幽霊」が出るという噂が飛び交っている。
福島県の民家で使われていた薪(まき)ストーブの灰から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、環境省は10日、福島県境に近い宮城県南部の仙南地区(白石市など9市町)の薪ストーブの灰からも、1キロあたり最大で5万9千ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
東日本大震災を受けて設置された福島、宮城の2県の災害対策本部で、会議の議事録が福島県で一時、宮城県ではすべて作成されていなかったことがわかった。
岩手県も一部が確認できていない。
作成されなかったのは、いずれも昨年3月11日からで、福島県は同16日までの33回分。宮城県は10月20日までの94回分。岩手県は3月17日までの11回分が確認できない。会議は、知事ら幹部が出席し、いずれも報道陣などに対して公開で行われている。
福島県では、協議項目が箇条書きされたものが残るが、出席者の発言内容や具体的なやりとりは記録されていなかった。3月17日以降は音声データがあり、議事録作成を進めている。宮城県も、音声や映像での記録はなく、職員のメモなどで発言要旨の作成を進める。岩手県では、議事録を作成していなかった可能性があるとみて、職員から事情を聞くなどの調査を始めた。
(2012年1月30日12時29分 読売新聞)
朝日新聞は、東日本大震災後に宮城県石巻市で「ボランティアの専属医」を務めていると10日付朝刊の「ひと」欄で紹介した「米田きよし(42)」と名乗った男性が、日本の医師資格を持っていなかったことが分かったとする記事を12日付朝刊(東京本社)に掲載した。
朝日新聞はおわびの記事を掲載。問題の記事全文を削除するとし、「記事で紹介した経歴に複数の虚偽があることが判明し、日本の医師資格は持っていないと判断しました」などと経緯を説明した。
一方、宮城県警は同日までに、医師法違反の疑いがあるとみて捜査を始めた。
2011/08/12 12:15 【共同通信】
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、文部科学省は、先月22日から30日にかけて上空から調べた、宮城県内の放射性物質による土壌汚染の実態を公表し、栗原市など北部の一部では、福島県の白河市などと同じ程度の値が計測されたことが分かりました。
文部科学省と宮城県は、先月22日から30日にかけて、福島第一原発から100キロ以上離れた宮城県北部で、ヘリコプターを使って、地表から1メートルの高さの放射線量を測定し、土壌汚染マップを作成しました。
汚染マップは、測定された放射線量によって色分けされ、1時間当たり0.2マイクロシーベルトから0.5マイクロシーベルトは水色、0.1マイクロシーベルトから0.2マイクロシーベルトは青色、0.1マイクロシーベルト未満は濃い青色で示されています。
岩手県との県境にある栗原市は、ところどころに水色の区域があり、福島県のいわき市や白河市の大部分と同じ程度の値になっていることが分かります。肉牛に与えていた稲わらから放射性セシウムが相次いで検出されている問題では、栗原市の業者が集めた稲わらでも、国の目安を大幅に超える値が検出されていることから、文部科学省は「土壌に蓄積した放射性セシウムと、稲わらからの値が、どの程度関係しているか、今後、農林水産省や地元自治体と検討していきたい」としています。
今回の調査結果について、放射性物質に詳しい広島大学原爆放射線医科学研究所の星正治教授は、「こうしたデータを早く把握できていれば、放射性セシウムで汚染された稲わらを牛に与えて、食肉が汚染されてしまうことを防ぐことができた。今からでも、東北から東海にかけての広い範囲で、航空機を使ったデータの収集をすべきだ」と指摘しています。