2013/07/09
2011/12/27
【事故調査・検証委員会の中間報告】吉田昌郎所長が本店側の要請に反して注水を継続。 本店だけでなく現場作業員の大半も注水は中断されたと思い込んでいた
吉田所長、TV会議で一芝居…本社欺き注水続行
福島第一原発1号機への海水注入を巡り、吉田昌郎所長が本店側の要請に反して注水を継続するため、一芝居打った場面も、中間報告で再現された。
1号機への海水注入が始まったのは、3月12日午後7時過ぎ。海江田経産相の命令だったが、その情報が届いていない官邸では、菅首相らが海水の悪影響について協議していた。
官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェロー(65)から電話を受けた吉田所長は、既に海水注入を始めたことを伝えたが、武黒フェローは官邸での協議が終わっていないことを理由に海水注入をいったん止めるよう強く要請した。
吉田所長は、本店などと相談したが、注水中断は危険と考え、自らの責任で注入を継続した。その際、発電所対策本部の注水担当者を呼び、本店などとつながっているテレビ会議のマイクに拾われないよう、小声で「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水をやめるな」と指示。そのうえで、部屋全体に響き渡る声で海水注入中断を宣言した。このため、本店だけでなく、現場作業員の大半も注水は中断されたと思い込んでいた。
(2011年12月27日08時27分 読売新聞)
2011/07/22
【フクシマの真実:前編】最終的に「吉田所長が独断で中断しなかった」という話で落ち着きましたが、実は違う。
福島第一原発の最高幹部がついに語った【フクシマの真実:前編】独占スクープ!!
週刊朝日2011年7月22日号配信
週刊朝日2011年7月22日号配信
福島第一原発が「循環注水冷却システム」に完全移行した。しかし一方で、玄海原発の再稼働問題を巡って政治は迷走するばかり。こんなことで、原発事故は本当に収束できるのか。この1カ月余り、本誌の取材に応じてきた第一原発"最高幹部"の一人が語った「すべて」をお届けしよう。(本誌取材班)
2011/06/09
【海水注入問題】菅首相は5月20日に注水開始時刻などが報道されて初めて、「水を入れていたのか」と驚いたと枝野官房長官
報道見て「水を入れていたのか」と驚いた総理
東日本大震災の発生の翌日、東京電力福島第一原子力発電所1号機で行われた海水注入の開始時刻を菅首相が把握した時期について、新たな疑問が浮上した。
政府は原発事故の直後、注水開始時刻を3月12日午後8時20分と公表したが、その後、実際は午後7時4分だったことが判明。正しい時刻を首相が知った時期について、政府は7日の閣議で、「5月20日に注水に関する報道があった後」とする答弁書を決定した。
しかし、海江田経済産業相は5月2日、首相も出席していた参院予算委員会で「3月12日午後7時4分に海水注入試験を開始した」と説明していた。
枝野官房長官は8日の記者会見で、「(首相は)答弁資料を見ながら、他の閣僚の答弁を聞いている状況なので(気がつかなかった)」と述べ、首相が海江田氏の国会答弁を聞いていなかったことを認めた。
政府答弁書に関しては「首相の認識に基づいて正直に作った」と語った。枝野氏によると、首相は5月20日、海水注水開始に関する報道を見て、「(午後7時4分から)水を入れていたのか」と驚いた様子を見せたという。
(2011年6月9日00時14分 読売新聞)
2011/05/26
「中断がなかったのなら、私はいったい何だったのか」=班目春樹委員長
班目氏「私は何だったのか」 注水中断ないと東電発表
福島原発の事故対応
2011/5/26 17:03
福島原発の事故対応
2011/5/26 17:03
福島第1原発1号機への海水注入をめぐる問題で、東京電力が実際は注入を続けていたと一転して発表したことを受け、原子力安全委員会の班目春樹委員長は26日、「中断がなかったのなら、私はいったい何だったのか」などと不信感をあらわにした。
班目委員長は海水注入について地震発生翌日の3月12日に菅直人首相らと協議した際に、再臨界の危険性を指摘したと伝えられ、発言内容が注目されていた。
26日午後2時からの委員会が始まる直前、東電関係者から注水継続の事実を聞いたという。
班目委員長は「55分間の停止命令を誰が出したのかという話をしていたのに、停止していなかったと。私の頭の中はクエスチョンマークだらけで相当混乱している。いったい何がどうなっているのか教えてほしい」とため息交じりに話した。〔共同〕
【海水注入問題】枝野官房長官、東電は事実関係を正確に把握して報告・伝達してもらわないと我々も対応に苦慮するし何より国民が不審に思うと苦言を呈す
「東電は正確な報告を」 海水注入問題で枝野官房長官
2011年5月26日16時56分
2011年5月26日16時56分
福島第一原発事故で東京電力が同原発1号機への海水注入を中断していなかったと発表したことについて、枝野幸男官房長官は26日夕の記者会見で「(東電は)事実関係を正確に把握して報告してもらわないと、国民が不審に思う。正確な事実関係の把握の上で、正確な報告をいただきたい」と求めた。
枝野氏は「東電でなぜそういう間違いになったのかは、経済産業省原子力安全・保安院を通じて詳しく聞かないといけない」と述べ、東電内の指揮系統のあり方などについて調査する考えを示した。
福島第一原発1号機への海水注入の一時中断はなかった。吉田所長の処分も検討=東京電力武藤副社長
第1原発への海水注入、実は継続 東電所長が判断
福島第1原発1号機で地震発生翌日の3月12日、原子炉を冷やすための海水注入が一時中断したとされた問題で、東京電力は26日、注入は中断せず、継続していたことが分かったと明らかにした。
第1原発の所長の判断で続けていたという。
東京電力が16日に公表した資料では、3月12日午後7時4分に海水注入を開始し、同25分に停止、午後8時20分に海水とホウ酸による注水を開始と記載。
政府・東京電力統合対策室は21日、中断前の注入は東電による「試験注入」で、官邸の意向が伝わり東電が中断。その後、首相から海水注入の指示があり、午後8時20分に再開、臨界を防ぐホウ酸を加えたと発表していた。
東電によると、福島第1原発の所長は「国際原子力機関の調査があり、国際的にもいろいろ評価することを踏まえ、事実を報告する気になった」と話しているという。
この海水注入が継続していた問題で、東京電力の武藤栄副社長は記者会見で「(同原発の)吉田昌郎所長の処分を検討している」と話した
2011/05/26 17:32 【共同通信】
【海水注入問題】東電社員が「総理大臣が判断しないといけない」という空気を伝えてきて停止に合意したが現場の所長の判断で中断せず=東電副社長が記者会見
“海水の注入 継続していた”
5月26日 15時11分
5月26日 15時11分
東京電力福島第一原子力発電所の1号機で、地震発生の翌日、水素爆発が起きたあと、原子炉を冷やすための海水の注入が1時間近く中断したとされる問題で、東京電力は、関係者の聞き取りなどを進めた結果、海水の注入は中断しておらず、継続していたことが分かったと明らかにしました。
この問題で、政府と東京電力でつくる統合対策室は、福島第一原発の1号機で、地震が起きた翌日の3月12日午後3時半すぎに水素爆発が起きたあと、東京電力が午後7時4分から原子炉を冷やすために海水を入れる作業を始めたものの、およそ20分後の午後7時25分に停止し、菅総理大臣の指示などを受けて、午後8時20分から再開するまで55分間中断していたと説明していました。
これについて、26日、東京電力が記者会見を開き、その後、関係者からのヒアリングを進めた結果を公表しました。それによりますと、これまで海水の注入作業を中止したとされていた午後7時25分ごろ、総理大臣官邸に派遣していた東京電力の社員の状況判断として「海水注入について総理大臣の了解が得られていない」という連絡があり、いったんは海水の注入を停止することにしたものの、福島第一原子力発電所の吉田昌郎所長の判断で継続したということです。
記者会見で、東京電力の武藤栄副社長は「テレビ会議の通話で、派遣していた職員が総理大臣が判断しないといけないという空気を伝えてきて、いったんは海水注入の停止に合意した。所長の判断で海水の注入を継続したのは、安全に最大限配慮した結果だ」と述べました。吉田所長が今になって説明したことについては「『新聞報道や国会の審議、それにIAEAの調査があり、国際的に今後の教訓とするためにも、正しい事実に基づくべきだと考え、事実を報告したいと思った』と所長は話していた」と述べました。
3月12日午後3時20分ごろに東電から事前報告として送られてきたファクスは、同時に内閣官房などにも送信されていた
海水注入、東電は4時間前に官邸にFAX 保安院公表
福島原発の事故対応
2011/5/26 14:06
福島原発の事故対応
2011/5/26 14:06
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は26日、福島第1原子力発電所の事故翌日(3月12日)の1号機への海水注入問題で、東電は海水注入の4時間前に、保安院に加え、官邸にもファクスを送っていたと公表した。政府側が見落としていたとの見方が浮上しそうだ。
西山審議官は「どのように受け取られたかは分からない。東電は内閣官房に加え地元の県市町村、警察、消防機関などに同時に送っていた」と述べた。
2011/05/25
原子力安全・保安院、「準備が整いしだい海水を注入する予定」という東電からの連絡を、水素爆発直前の3月12日午後3時20分にファクスで受け取っていた
「準備整いしだい海水注入」東電、ファクスで国に連絡
2011年5月25日15時53分
2011年5月25日15時53分
東日本大震災の直後、東京電力福島第一原発1号機への海水注入が始まった後に一時中断された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は25日、「準備が整いしだい海水を注入する予定」という東電からの連絡を、水素爆発直前の3月12日午後3時20分にファクスで受け取っていたことを明らかにした。
西山英彦審議官によると、海水注入の連絡は、ファクスで届いた紙の右下にある「参考情報の欄」に書かれており、「主たる連絡ではない」という。受け取った保安院の担当者がこれを読んだかどうかについては確認できないという。
西山審議官は「たくさんの紙がくるので、そこに書かれていただけでは、何か(担当者の対応などが)起こるとは考えにくい」と話した。また、ファクスを受け取った16分後に水素爆発が起きているので、保安院が連絡を認識したかどうかが「影響を与えたとは思えない」と述べた。
一方、午後7時過ぎ、実際に海水注入を始めたという連絡については、東電は「口頭で伝えた」としているが、保安院に記録はないという。
2011/05/23
首相は海水注入が再臨界を引き起こす可能性があると知人に言われたようで、海水注入を主張する官僚を怒鳴りつけたという。
海水注入中断「首相の言動」焦点 安易に外部意見頼り混乱?
2011.5.23 07:31
2011.5.23 07:31
東電福島第1原発への海水注入中断問題は、政府の原子力政策の根幹を担う内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が猛反発し、政府が発表済みの文言を急遽(きゅうきょ)訂正する異例の展開となった。放射能を封じ込める初動を妨げたのは誰なのか-。23日からの国会論戦や、25日にも発足する原発事故調査委員会で焦点になるのは、政府の意思決定の核心「首相のふるまい」となりそうだ。(阿比留瑠比)
班目春樹委員長、「ゼロでないという発言をしたという記憶がよみがえった」
班目氏発言「再臨界、ゼロではない」と政府訂正
政府・東京電力統合対策室は22日、福島第一原発1号機の原子炉への海水注入を3月12日に中断した際、内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が菅首相に「再臨界の危険性がある」と進言したとしていた21日の発表を訂正した。
班目氏の発言について、「首相から再臨界の可能性を問われ、可能性はゼロではないとの趣旨の回答をした」と改めたが、再臨界の問題が注入中断に影響した可能性に変わりはなく、野党はわずか1日で訂正されることになった経緯も含め、国会審議で追及する構えだ。
発言内容の訂正は、班目氏が22日、首相官邸で福山哲郎官房副長官、細野豪志首相補佐官に申し入れた。出席者によると、発表の訂正を求める班目氏に、福山氏らが「可能性はゼロではない」と発言したとする案を提示、班目氏も了承したという。細野氏は22日夜、記者団に、「(発言内容の)基本路線は変わっていない」と述べた。その後、菅首相に訂正を報告した。
(2011年5月23日01時33分 読売新聞)
2011/05/22
「再臨界の危険性があるなどと私は言っていない。侮辱と思っている」
班目委員長「私は言っていない」 再臨界の危険性発言
2011年5月22日3時0分
2011年5月22日3時0分
班目春樹・原子力安全委員長は21日夜、朝日新聞の取材に対し、政府・東電統合対策室の会見について「再臨界の危険性があるなどと私は言っていない。侮辱と思っている」と反論した。
会見で配布された海水注入をめぐる事実関係の発表文には、「原子力安全委員長から、『再臨界の危険性がある』との意見が出された」などと記されていたが、班目委員長は「発表文は東電と官邸と保安院が作ったもの。原子力安全委員会として抗議する」と話した。
会見には安全委事務局の加藤重治内閣府審議官も同席していたが、班目委員長の発言は否定していなかった。
2011/05/21
枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制
震災翌日の原子炉海水注入 首相の一言で1時間中断
2011.5.21 00:42
2011.5.21 00:42
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機に関し、3月12日に東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず菅直人首相が「聞いていない」と激怒したとの情報が入り、約1時間中断したことが20日、政界関係者らの話で分かった。
最近になって1号機は12日午前には全炉心溶融(メルトダウン)していたとみられているが、首相の一言が被害を拡大させたとの見方が出ている。
政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。
ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。
自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。
2011/05/20
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