「誰かばう?」謎残る逃走生活=教団支援の有無解明―銃撃事件で聴取も・平田容疑者
2012年01月20日
公証役場事務長に対する逮捕監禁罪で起訴されたオウム真理教(現アレフ)元幹部平田信容疑者(46)。警視庁の調べにはほとんど口を開かず、17年近い逃走生活にはまだ謎も残る。同庁は今後、教団関係者の支援の有無や警察庁長官銃撃事件への関与について、本格的に事情を聴く方針だ。
「迷惑がかかる」。平田容疑者は出頭直後から逃走生活の説明をほぼ拒否。当初は斎藤明美容疑者(49)=犯人蔵匿容疑で逮捕=の存在を隠す目的とみられたが、同容疑者の自首後も態度は変わらず、捜査幹部は「他に誰かかばっているのではないか」といぶかる。
別の捜査幹部は、斎藤容疑者が自首の際に提出した現金800万円の出所を疑問視する。同容疑者は「平田容疑者が教団から渡された逃走資金1000万円の残りと大阪でためた金」と説明するが、仙台市潜伏中の1996年2月には、斎藤容疑者が知人に預けた金を回収するため上京しており、資金に余裕はなかったとみられる。
斎藤容疑者の月収は家賃を引くと十数万円。整骨院就職後に全てためた場合、その中から約5万円貯金した計算で、同幹部は「貯蓄本が出せる」と他からの支援を疑う。
800万円は全て2004年以降に発行された現行一万円札で、旧紙幣の逃走資金は斎藤容疑者の給与と入れ替え、痕跡を消したことも分かった。
公安関係者などによると、平田容疑者は逃走前に大阪市内の教団施設にいた。また、東大阪市の潜伏先近くにはアレフなどの施設があり、元信者も多く住むという。
95年3月の長官銃撃事件についても、似た人物の目撃情報に加え「平田容疑者から『事件後フェリーから銃を捨てた』と聞いた」との元信者の証言もある。同容疑者は関与や発言を否定するが、捜査関係者には「何か事情を知っているのではないか」との見方も根強い。(了)
平田信(ひらた・まこと)、斎藤明美(さいとう・あけみ)
[時事通信社]
http://news.toremaga.com/nation/nnews/379482.html
逃走資金、先に使った=保管の800万円は給与から-教団との関係隠す・斎藤容疑者
オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)=公証役場事務長拉致事件で逮捕=と一緒に逃走していたとされる元信者斎藤明美容疑者(49)=犯人蔵匿容疑で逮捕=が、潜伏先の自宅に保管していた現金800万円について、「自分の給料を充て、教団から受け取った逃走資金は先に使った」と供述していることが20日、捜査関係者への取材で分かった。
紙幣から教団関係者の指紋は検出されず、警視庁は両容疑者が教団との関係を隠そうとしたとみて調べている。
捜査関係者によると、平田容疑者は1995年、教団から逃走資金として現金1000万円を受け取り、斎藤容疑者と逃亡。2人は東北地方を転々とした後、大阪に潜伏し、斎藤容疑者は2000年ごろ、東大阪市の整骨院に就職した。
整骨院の給料は十数万円で、斎藤容疑者は「給料はためて、教団の逃走資金から先に使った。教団との関係が分からないようにするため、紙幣を取り換えた」と供述。同市の自宅マンションに保管し、自首の際に提出した800万円からは教団関係者の指紋は検出されなかった。(2012/01/20-13:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012012000416
「事件当時は関西にいた」=警察庁長官銃撃で平田容疑者
公証役場事務長逮捕監禁事件で逮捕されたオウム真理教元幹部平田信容疑者(46)が、関与が指摘された警察庁長官銃撃事件について、「事件当時は関西にいた」と話していることが19日、同容疑者と接見していた滝本太郎弁護士への取材で分かった。
銃撃事件は1995年3月30日発生。国松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区の自宅マンション前で、銃撃され重傷を負った。2010年3月に時効が成立したが、警視庁はオウム真理教の関与があったとする捜査結果を公表した。
平田容疑者は現場で似た人物が目撃されたことや射撃経験があることなどから、関与した疑いが一時指摘されていた。(2012/01/19-13:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011900461
吉祥天や「百恵+キョンキョン」 斎藤容疑者の偽名由来
2012年1月19日15時4分
オウム真理教の元幹部平田信(まこと)容疑者(46)をかくまったとして犯人蔵匿の疑いで逮捕された元信徒斎藤明美容疑者(49)が警視庁の調べに対し、逃亡生活中に使っていた偽名の「吉川祥子(よしかわ・しょうこ)」について「(仏教の女神の)吉祥天(きっしょうてん)が由来で、平田容疑者が名付けた」と供述していることが19日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者などによると、斎藤容疑者は1997年ごろから今月10日の自首直前まで、吉川祥子と名乗って大阪府内の整骨院で働くなどし、この偽名で健康保険証も入手。調べに「偽名は自分ではなく平田容疑者が考えた。吉祥天から命名した」と供述しているという。吉祥天は、ヒンドゥー教の女神・ラクシュミーが仏教にとり入れられた守護神とされる。
また、斎藤容疑者は95年11月~96年2月、「山口今日子」の偽名で仙台市の料亭に勤務。警視庁の調べと弁護人に対し、「人気歌手の山口百恵さんと小泉今日子さんのファンだったので使った」と説明しているという。
平田容疑者「ウサギみとり出頭」 でも死んだのは夏ごろ
2012年1月18日8時43分
17年近く逃亡を続けていたオウム真理教の元幹部平田信(まこと)容疑者(46)=東京の目黒公証役場事務長拉致事件で逮捕=が警視庁の調べに対し、昨年の大みそかに出頭したことについて「飼っていたウサギをみとってから出頭したかった」と供述していることが17日、捜査関係者への取材でわかった。
逃亡生活をともにしていたとされる元信徒の斎藤明美容疑者(49)=犯人蔵匿容疑で逮捕=は10日未明に自首した際、このウサギの骨とみられるものを持参し、同様の説明をしているという。
捜査関係者によると、平田容疑者は出頭した理由の一つに警察庁長官銃撃事件を挙げ、「自分が犯人と疑われていたので出頭できなかった。時効になったので誤った逮捕はないと思った」と供述しているという。
斎藤容疑者、出頭に使うため自転車購入
オウム真理教の元幹部、平田信容疑者をかくまったとして元出家信者の女が逮捕された事件で、女が先月、平田容疑者の出頭に使うため新しい自転車を購入していたことが新たにわかりました。
オウム真理教の元出家信者、斎藤明美容疑者は平田信容疑者を2004年から東大阪市のマンションにかくまったとして逮捕されました。
平田容疑者の出頭当日、2人は潜伏先のマンションを隠すため、およそ7キロ離れた大阪市の地下鉄・本町駅まで自転車で移動したとみられていますが、斎藤容疑者と接見した滝本太郎弁護士への取材で、平田容疑者の自転車は出頭の際に使うために、先月購入していたことが新たにわかりました。
「彼女はもともと自転車を持っていたが、12月に入って(平田容疑者が)出頭するので、新しい自転車をもう1台安いものを買って本町の駅で平田容疑者を見送ったということです。見送った場所は地上です」(滝本太郎弁護士)
また、斎藤容疑者は勤務先などで「吉川祥子」の偽名を使っていましたが、この偽名は逃亡生活中のおよそ15年前に平田容疑者が名付けたものだということです。(17日01:55)
平田容疑者、カメラに映らない駅から乗車か
2012年1月16日 12:54
オウム真理教元幹部・平田信容疑者が、出頭前、防犯カメラに映らない駅を選んで地下鉄に乗ったとみられることがわかった。
警視庁によると、平田容疑者は「元信者・斎藤明美容疑者と逃亡中、ずっと一緒にいた」と供述しているという。
その後の取材で、平田容疑者が、出頭前の先月31日午後、潜伏先の最寄り駅から6駅離れた大阪市営地下鉄・本町駅近くの防犯カメラに、斎藤容疑者と一緒に自転車に乗る姿が映っていたことがわかった。本町駅の改札口の防犯カメラは当時、工事のため稼働しておらず、警視庁は、平田容疑者が潜伏先を隠すため、防犯カメラに映らない駅を選び、斎藤容疑者に見送られて出頭したとみて調べている。
平田容疑者:入念に身辺整理 教団の関与、今後の焦点
毎日新聞 2012年1月15日 8時38分
オウム事件:平田容疑者、居室に指紋数個のみ
元オウム真理教幹部の平田信(まこと)容疑者(46)をかくまったとして逮捕された元信者、斎藤明美容疑者(49)の東大阪市の自宅マンションから、平田容疑者の指紋が数個しか採取されなかったことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は出頭前に指紋を拭き取った可能性もあるとみている。
◇出頭前に拭き取りか
捜査関係者によると、2人が住んでいたのは、斎藤容疑者の勤務先の整骨院が借り上げた1Kの部屋。警視庁が斎藤容疑者を逮捕した直後の10日夜に家宅捜索すると、室内は片付けられていた。採取した指紋のうち、平田容疑者のものと確認できたのは数個だけだったという。
斎藤容疑者は「平田容疑者はほとんど家にいた」と供述しているという。捜査幹部は「指紋は少なすぎ、不自然な点がある」と話す。斎藤容疑者の弁護人の滝本太郎弁護士は、斎藤容疑者が「マンションのオーナーに迷惑をかけてしまうから」と部屋を片付けたことを明らかにしているが、掃除機を使っただけで拭き掃除はしておらず、指紋は拭き取っていないとしている。【内橋寿明、小泉大士、喜浦遊】
毎日新聞 2012年1月14日 15時01分(最終更新 1月14日 15時43分)
オウム事件:150メートル先でも生活、狭い地域に潜伏--斎藤容疑者
元オウム真理教幹部の平田信(まこと)容疑者(46)と、同容疑者をかくまったとして逮捕された斎藤明美容疑者(49)が、約14年前から東大阪市の自宅マンションに入居するまで、すぐ近くの別のマンションに住んでいたとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。
2人は17年近い逃亡生活のうち、同市内の狭い地域で長期間にわたり潜伏していたことになる。
捜査関係者によると、このマンションは逮捕直前まで生活していたマンションの南約150メートル。斎藤容疑者の勤務先の整骨院が従業員寮として借りたもので、住民の話ではワンルームタイプが多く、家賃は5万円前後という。
一方、平田容疑者はオウムに入信直後の88年ごろ、大阪市淀川区内のマンションに出入りしていたことも判明。住民の女性は「当時部屋に大勢の信者が出入りし、幹部も見たことがある」と話す。
警察当局は、ある程度土地勘がある平田容疑者が潜伏先として大阪を選んだ可能性があるとみている。
毎日新聞 2012年1月14日 東京朝刊
平田容疑者は潜伏先の最寄り駅で確認されず 潜伏先隠蔽工作?
2012.1.13 14:34
東京・目黒公証役場事務長の監禁致死事件で逮捕されたオウム真理教元幹部、平田信容疑者(46)が、警視庁に出頭するため潜伏先の大阪府東大阪市のマンションを出た際、最寄り駅で電車に乗った形跡がないことが13日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、平田容疑者が捜査で潜伏先を見つけられないように、別の駅から電車に乗るなど隠蔽工作を図った疑いがあるとみて調べている。
斎藤容疑者 自首時 800万円所持
2012年1月13日 朝刊
オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)=逮捕監禁致死容疑で逮捕=をかくまったとして逮捕された教団元信者斎藤明美容疑者(49)が、警視庁大崎署に自首した際、八百万円の現金を新札で持っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は斎藤容疑者が多額の現金を持っていた経緯を調べている。また、斎藤容疑者の自宅から、平田容疑者の指紋が採取されたことも判明した。
警視庁などによると、斎藤容疑者は滝本太郎弁護士に付き添われて自首した今月十日未明、携帯電話や偽名の健康保険証のほかに、現金八百万円を任意提出した。
平田容疑者は一九九五年春ごろ、教団幹部から逃走資金として一千万円を受け取ったとされている。
斎藤容疑者に十二日接見した滝本弁護士は八百万円について、平田、斎藤両容疑者が潜伏先のマンションに現金で保管していたと明かした。
滝本弁護士は「元は教団からの金もあるが、大阪に移るまでは食費などで金がかかるばかりだった。大阪ではつましい生活で、金を増やすことができたようだ」と、組織からの継続的な支援を否定。両容疑者が「オウム事件の被害弁済に使ってほしい」という趣旨の話をしていることも明かした。
また、平田容疑者が出頭時、髪を染め、眉毛を整えていたことについて、滝本弁護士は「出頭の途中で警察に見つかることを避けるため、自分たちでやったと聞いている」と話した。
斎藤容疑者 偽名履歴書で整骨院就職
2012年1月12日 夕刊
オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)=目黒公証役場事務長監禁致死事件で逮捕=をかくまっていたとして逮捕された教団元信者斎藤明美容疑者(49)が、勤務先の大阪府東大阪市の整骨院に偽名の履歴書を提出して採用されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁などによると、斎藤容疑者は、整骨院で名乗っていた「吉川祥子」名義の健康保険証を持っていた。整骨院は、斎藤容疑者の採用時や健康保険証を申請する際に、住民票や運転免許証などで斎藤容疑者の身元を確認しなかったという。全国健康保険協会が二〇〇〇年に発行した。
申請書を審査する日本年金機構によると、「保険料の支払い能力があるかなど事業主については調査するが、虚偽申告の場合は罰則があるので、加入者の詳しい書類を求めていない」という。斎藤容疑者は保険証を携帯電話の購入やレンタルビデオ店の会員登録、通院に使っていた。斎藤容疑者は、滝本太郎弁護士に「驚いたことに、もらえちゃったんです」と話したという。
警視庁や滝本弁護士によると、一九九五年三月の地下鉄サリン事件後、教団に強制捜査が入ると、平田容疑者が斎藤容疑者に「二人で出よう」と逃走を持ち掛けたという。大阪を潜伏先に選んだことについて「都会の雑踏に紛れた方がいい」と平田容疑者から提案があった。斎藤容疑者は自首する直前、福島県の実家の両親に「長い間迷惑をかけてごめんなさい」と謝罪の電話を入れたという。
自首前の勤務先、オウムと知らず 東大阪市の整骨院
オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)をかくまったとして逮捕された元信者斎藤明美容疑者(49)が自首直前まで勤務していた大阪府東大阪市の整骨院の院長が12日午前、報道陣の取材に応じ「(斎藤容疑者が)オウムの(元)信者とは知らなかった」と話した。
院長の男性によると、斎藤容疑者はアルバイトとして働き始めた。「吉川祥子」名義の健康保険証については「普通に用紙に書いて申請した。手続き上の問題はないんじゃないか」と話した。保険証の取得日は「2000年8月」と記載されている。
支給される昼食代の金額内で、斎藤容疑者は2人分の弁当を購入していた。
2012/01/12 11:22 【共同通信】
住み込みの仕事、転々か オウム元信徒の斎藤容疑者
2012年1月12日9時36分
オウム真理教の元幹部平田信(まこと)容疑者(46)をかくまったとして犯人蔵匿の疑いで逮捕された元信徒斎藤明美容疑者(49)の大阪の自宅マンションは、斎藤容疑者が働いていた整骨院が契約したものだったことが、捜査関係者への取材でわかった。それ以前に住んだアパートも勤め先の借り上げ寮だった。警視庁は、身元が発覚しないよう住まい付きの仕事を選んだ可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、斎藤容疑者は「吉川祥子(よしかわ・しょうこ)」の偽名を使い、約10年前から東大阪市の整骨院の募集に応じる形で勤務。平田容疑者が出頭するまで約7年間かくまったとされる自宅は、この整骨院が法人契約した部屋だったという。
1996年2月までの約3カ月間暮らした仙台市のアパートは、当時働いていた料亭が借り上げた寮で、平田容疑者と一緒に住んでいたとみられる。
偽名保険証で携帯入手=ネット契約、通院も-出頭時、数百点を提出・斎藤容疑者
元オウム真理教幹部平田信容疑者(46)=公証役場事務長監禁致死事件で逮捕=をかくまったとして、犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者斎藤明美容疑者(49)が、偽名の健康保険証を使って携帯電話を契約していたことが12日、接見した弁護士の話などで分かった。
病院でも実際に使用したほか、潜伏先の自宅マンションにはインターネット回線も引かれていたといい、警視庁は斎藤容疑者が逃亡を続けるために偽の身分証を悪用したとみて、保険証入手の経緯などを調べている。
捜査関係者によると、斎藤容疑者は10日未明に警視庁大崎署に出頭した際、勤務先の整骨院で名乗っていた「吉川祥子」名義の保険証と携帯電話を任意提出した。
保険証は整骨院を運営する法人の申請に基づき全国健康保険協会が2000年に発行。携帯は使用中の1台と機種変更前の1台を提出した。
接見した滝本太郎弁護士によると、同容疑者は「保険証は勤務実績を元に入手した」「住民票や戸籍は偽造しておらず、保険証で携帯を契約した」などと話しているという。
ほかに、平田容疑者の失効した免許証や衣服など数百点を段ボールなどに詰めて提出。同弁護士は「一緒にいたことを証明するため」としている。(2012/01/12-05:51)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011200043
「2人で布団1組」=荷物減らし、平田容疑者が家事-逃亡生活・オウム斎藤容疑者
「布団は1組」「マーボー豆腐やカレーを調理」。元オウム真理教幹部平田信容疑者(46)をかくまったとして、犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者斎藤明美容疑者(49)は12日までに、接見した弁護士を通じ、平田容疑者との生活の一部を明らかにした。
滝本太郎弁護士によると、2人は別の場所に逃走する事態に備えて荷物を極力減らしていたといい、潜伏先のマンションに布団は1組だけ。これと毛布3枚を2人で共有していたという。
平田容疑者は全く外に出ることはなかったといい、持っていた靴も1足のみ。日中は家事やパソコンで過ごし、斎藤容疑者が買ってきた材料でマーボー豆腐やカレーなどを作っていたという。(2012/01/12-05:51)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011200044
斎藤容疑者 潜伏先で隠滅工作? 衣服やバッグなどのタグ外す
2012.1.12 01:30
オウム真理教元幹部の平田信(まこと)容疑者(46)をかくまったとして逮捕された元信者、斎藤明美容疑者(49)が、潜伏先マンションに置いていた衣服やバッグから製造元などが記載されたタグを取り外していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。平田容疑者が室内に生活していた形跡も消されており、警視庁は、2人が潜伏や逃亡の足取りを隠すため証拠隠滅を図ったとみている。
「偽りの人生を終わりにする」と自首した斎藤容疑者だが言動には矛盾点も見え隠れする。
架空連絡先挙げ賃借契約か=「奈良の人物」該当なし-斎藤容疑者
オウム真理教による目黒公証役場事務長の監禁致死事件で逮捕された元教団幹部平田信容疑者(46)をかくまっていたとして、犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者斎藤明美容疑者(49)が、潜伏していた大阪府東大阪市のマンションを契約する際、緊急連絡先として、存在しない人物の名を挙げていた疑いがあることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、斎藤容疑者は2004年に賃借契約した際、マンションを管理する不動産業者に対し、緊急連絡先として、奈良県橿原市の近鉄橿原神宮前駅近くのマンションに住む人物の名前を記載していた。
しかし、該当者や建物は見当たらず、警視庁は潜伏先を確保するため、架空の連絡先をでっち上げたとみて調べている。
同容疑者は「吉川祥子」という偽名で自宅から約1キロ離れた整骨院に勤務していたが、年齢も偽っていた疑いがあることも判明。近くのビデオ店に提示した整骨院職員としての健康保険証には、実際より6歳若い「昭和43年(1968年)生まれ」と記されていた。(2012/01/11-12:20)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011100049
元信者の女 生活資金を捻出か
1月11日 3時59分
オウム真理教の元幹部、平田信容疑者の逃亡を助けていたとして逮捕された49歳の元信者の女は「逃亡中は自分が働いて2人で生活し、教団関係者と連絡は取っていない」と話していることが弁護士への取材で分かりました。警視庁は、女が生活資金を得ていたとみて実態を調べるとともに、教団関係者との接触がなかったか捜査することにしています。