2012年1月18日8時43分
17年近く逃亡を続けていたオウム真理教の元幹部平田信(まこと)容疑者(46)=東京の目黒公証役場事務長拉致事件で逮捕=が警視庁の調べに対し、昨年の大みそかに出頭したことについて「飼っていたウサギをみとってから出頭したかった」と供述していることが17日、捜査関係者への取材でわかった。
逃亡生活をともにしていたとされる元信徒の斎藤明美容疑者(49)=犯人蔵匿容疑で逮捕=は10日未明に自首した際、このウサギの骨とみられるものを持参し、同様の説明をしているという。
捜査関係者によると、平田容疑者は出頭した理由の一つに警察庁長官銃撃事件を挙げ、「自分が犯人と疑われていたので出頭できなかった。時効になったので誤った逮捕はないと思った」と供述しているという。
「老衰のウサギ気になり出頭できず」=みとった後、年末にずれ込み-平田容疑者
オウム真理教元幹部平田信容疑者(46)=公証役場事務長監禁致死事件で逮捕=が、出頭が昨年12月31日になった理由について「ペットのウサギをみとってからにしたかった」と説明していることが18日、ともに逃亡していた元信者斎藤明美容疑者(49)=犯人蔵匿容疑で逮捕=に接見した弁護士の話で分かった。
滝本太郎弁護士によると、両容疑者は大阪府東大阪市の潜伏先マンションで2000年ごろからウサギを飼育。平田容疑者は東日本大震災を機に出頭を検討したが、ウサギが老衰で弱っており、「世話をする人がおらず死んでしまう」と、決断できなかったという。
斎藤容疑者は「ウサギは昨夏に死んだが、気持ちの落ち込みがひどく、年末まで時間がかかった」と話し、火葬した骨を任意提出したという。(2012/01/18-23:23)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011801068
飼っていたウサギみとって出頭~平田容疑者
2012年1月19日 2:14
オウム真理教による目黒公証役場事務長・仮谷清志さん監禁致死事件で逮捕された教団元幹部・平田信容疑者が、「飼っていたウサギをみとってから出頭した」と話していることがわかった。
平田容疑者をかくまったとして逮捕された教団元信者・斎藤明美容疑者の弁護士によると、平田容疑者と斎藤容疑者は00年夏からウサギを飼っていて、弱っていたウサギをみとってから出頭していた。
去年夏にウサギが死んだ際、2人はウサギの骨を見て、「骨も残らなかった仮谷さんに申し訳ない」と話し合ったという。また、斎藤容疑者は10日未明に自首したとき、現金800万円などと一緒に、ウサギの骨の入ったつぼを持参していた。