公証役場事務長逮捕監禁事件で逮捕されたオウム真理教元幹部平田信容疑者(46)が、関与が指摘された警察庁長官銃撃事件について、「事件当時は関西にいた」と話していることが19日、同容疑者と接見していた滝本太郎弁護士への取材で分かった。
銃撃事件は1995年3月30日発生。国松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区の自宅マンション前で、銃撃され重傷を負った。2010年3月に時効が成立したが、警視庁はオウム真理教の関与があったとする捜査結果を公表した。
平田容疑者は現場で似た人物が目撃されたことや射撃経験があることなどから、関与した疑いが一時指摘されていた。(2012/01/19-13:14)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011900461
狙撃事件当日「別の場所にいた」平田容疑者
2012年1月19日 18:40
オウム真理教による目黒公証役場事務長・仮谷清志さん監禁致死事件で逮捕された教団元幹部・平田信容疑者が、警察庁長官狙撃事件の当日は「別の場所にいた」と主張していることがわかった。
警視庁によると、平田容疑者は「警察庁長官狙撃事件が時効になって不当な逮捕がなくなり、出頭した」と供述している。弁護士によると、平田容疑者は逃亡中、教団元信者・斎藤明美容疑者に「長官狙撃事件の当日は別の場所にいた」と話し、事件への関与を否定したという。
東京地検は20日にも平田容疑者を逮捕監禁罪で起訴する方針。
平田容疑者、長官狙撃「当時は関西に」
オウム真理教の元幹部・平田信容疑者が出頭し、逮捕された事件。平田容疑者は一時関与が取りざたされた警察庁長官狙撃事件について「事件当時は関西にいてニュースで知った」と具体的なアリバイについて話していることが弁護士への取材で新たにわかりました。
平田容疑者は去年の大晦日に出頭し、目黒公証役場事務長・仮谷清志さんへの逮捕監禁致死容疑で逮捕されました。
平田容疑者は一時関与が取りざたされた1995年の国松警察庁長官狙撃事件について、「自分が犯人のように言われたので逃げ続けた」と話していることがわかっていますが、さらに、「事件当時は関西にいて、事件は朝のテレビのニュースで知った」などと具体的なアリバイについても話していることが滝本太郎弁護士への取材で新たにわかりました。
平田容疑者は20日にも逮捕監禁罪で起訴される見通しで、警視庁は今月中にも、95年3月に杉並区のマンションで時限爆弾を爆発させた疑いで再逮捕する方針です。(19日10:39)