COP16の決議要旨
2010/12/11 21:06 【共同通信】
気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で採択された決議の要旨は次の通り。
一、発展途上国の温室効果ガス削減策を支援する「グリーン気候基金」や、温暖化の影響への対応を手助けする「カンクン適応フレームワーク(枠組み)」を設立する。
一、京都議定書の第1約束期間と2013年以降の第2約束期間の間に空白ができないよう、作業部会はできる限り早く作業の完了と採択を目指す。
一、地球温暖化の被害を限定的なものにするためには、20年までに先進国全体で温室効果ガス排出量を1990年比で25~40%削減しなければならないことを認識し、先進国に削減目標の数値を上げるよう促す。
一、京都議定書の第2約束期間の基準年は90年とする。
一、途上国は全体で、20年に排出総量の伸びを抑制することを目指す。
一、途上国の温室効果ガス削減を検証する仕組みをつくる。
一、産業革命以降の気温の上昇を2度未満に抑えるため、締約国は緊急に行動する。
一、50年までの世界全体の削減目標を第17回締約国会議で検討する。
一、世界全体の排出量ができるだけ早く減少に転じるよう締約国は協力する。(共同)
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121101000520.html