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2010/12/21

衆参対等統合一院制国会実現議員連盟 「2016年までに衆院と参院を統合し一院制にすべき」

「2016年までに一院制」提言 超党派の議連
2010/12/21 22:15
 衛藤征士郎衆院副議長や鳩山由紀夫前首相らが参加する超党派の「衆参対等統合一院制国会実現議連」は21日、2016年までに衆院と参院を対等に統合し、一院制にすべきだとの提言をまとめた。議員定数を現状より約3割少ない500人以内とするほか、通年国会も提唱した。首相の解散権を制限し、内閣不信任案が可決した場合のみ解散ができる規定も盛り込んだ。選挙制度については「都道府県単位の大選挙区制を基本とし、比例代表制も検討する」とした。

 今後、議連に参加していない社民党や共産党に加え、全国の市町村議会、経済団体などにも理解を求め、一院制の実現を目指していく方針だ。


海老蔵から殴られたと主張する不良グループの元リーダー(29)の代理人、藤本勝也弁護士が20日、代理人を辞任

海老蔵殴打事件 元リーダー側の弁護士が辞任

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が殴られ重傷を負った事件で、海老蔵から殴られたと主張する不良グループの元リーダー(29)の代理人、藤本勝也弁護士が20日、代理人の辞任を発表した。

 マスコミ各社にファクスを送り「委任関係を解消し、辞任することに相成りました」と報告。理由について「方針の不一致等諸般の事情」とし、「後任の弁護士が正式に委任された場合には、その方に判断をゆだねたく存じます」と今後一切関わらないことを明記した。

 藤本氏はこの日夜、東京都渋谷区の弁護士事務所で報道陣に対応。19日に元リーダーとメールで連絡を取り合ったといい、「いくつかの原因があって、(委任関係を)終わりにしようということにしました」と話すにとどめた。連日報道陣に対応しており、17日には「スタンドプレーだった。貝にならなきゃいけない」と代理人を外れることを示唆していた。

 藤本氏と元リーダーは当初、一方的な被害者であると主張する海老蔵に反論。しかし16日などに予定していた記者会見を延期、元リーダーが現段階で被害届を出さない意向を固めるなど、事件は沈静化へ向かう気配を見せていた。
[ 2010年12月21日 ]


国連安保理、朝鮮半島情勢の声明を事実上断念  米ライス大使「機を逸した」

読売新聞 2010年12月21日10時49分
安保理、北砲撃巡る朝鮮半島情勢の声明見送り
【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会の議長国、米国のライス国連大使は20日、記者会見し、朝鮮半島情勢を巡る安保理声明案について、「これ以上議論しても、意味はほとんどない」と述べ、取りまとめを見送る考えを示した。

 ライス大使は「全理事国がまとまらず、残念だ」と語り、19日の安保理会合で中国が北朝鮮の韓国砲撃を非難する文言の挿入に反対したことを暗に批判した。

 同会合では、ロシアが、砲撃を非難しつつ、現場となった島名を明記しない妥協案も提示したが、ロシア外交筋は20日、読売新聞に「(中国との)溝が大き過ぎる」と認めた。韓国外交筋は「声明の議論は終わった」と語った。

(2010年12月21日10時49分 読売新聞)



中国、王民国連次席大使 「安保理は朝鮮半島での武力衝突再発を防止するために最大の努力を払った」

2010-12-21 10:22:34 CRI
中国「安保理は最大の努力を払った」
 中国の王民国連次席大使は20日、「安保理は朝鮮半島での武力衝突再発を防止するために、最大の努力を払った」と述べました。
 朝鮮半島情勢の緊張をめぐって19日に開かれた安保理緊急会合は意見の対立により合意に至りませんでした。

 これを受け、王次席大使は「朝鮮半島の平和と安定を維持することは、南北双方の利益でもあり、各関係国にとっても利益である。当面は事態の激化を避けるために、最大限の自制と責任を負う態度が必要だ」と述べました。

 なお、韓国軍は20日、延坪島(ヨンピョンド)海域で1時間以上にわたり、実弾射撃訓練を行いました。これに対し、朝鮮軍は「報復する価値はない」と発表しました。(ジョウ&吉野)

李明博 「大韓民国は地球上で唯一の分断国家だ。分断国家で国のアイデンティティーを守り経済を発展させていくためには特別な取り組みが必要だ」

 
一方、李大統領はこの日、業務報告を受けた際、安全保障に関する指示を何回も下した。

 午前中の業務が始まる際には、金滉植(キム・ファンシク)首相に対し、「すべての公務員と政府関係者は緊張を緩めず、非常時の勤務態勢を維持するように」と指示した。また、法務部の業務報告の際には、「北朝鮮は韓国の国論が分裂したとき、韓国を見下した態度を取る。このようなときこそ、国民が一つにまとまることが重要だ。安全保障の確立は、強固な国防力だけでなく、一つにまとまった国民の力によって実現する」と述べた。

 また、大統領府の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官によると、李大統領は「安全保障や生活安全に関しては、当面の問題を解決することも重要だが、根本的な対策を講じるべきであり、根本的な解決は、教育を通じて成し遂げるべきだ」として、児童・生徒や教師はもとより、検察や警察など、安全保障や生活安全に関わる機関に対し、特別な教育を行う必要性を強調したという。このほか、検察に対しては、「大韓民国は地球上で唯一の分断国家だ。分断国家で国のアイデンティティーを守り、経済を発展させていくためには、特別な取り組みが必要だ」と述べた。これは検察に対し、防ちょうや公安に関する活動の重要性を指摘したものと考えられる。
2010/12/21 10:22:00

北朝鮮、IAEAの監視要員受け入れなどを同意  クローリー次官補 、「監視団受け入れが本気ならばIAEAに伝えるべきだ」

2010.12.21 08:46 産経 
「3点で合意」と訪朝の米知事が発表 軍事的緊張緩和策も
北朝鮮を訪問した米民主党のリチャードソン・ニューメキシコ州知事は20日、北朝鮮高官との一連の会談で、寧辺のウラン濃縮施設への国際原子力機関(IAEA)の監視要員受け入れや、南北の軍事的緊張緩和策など3点で「合意に達した」とする声明を、州知事室を通じ発表した。

 知事はまた、韓国が20日実施した海上射撃訓練に対し、北朝鮮が軍事的な対抗措置を講じないと表明したことに「勇気づけられた」と述べた。

 声明によると合意は、IAEA監視要員受け入れのほか、保管している核燃料棒の売却交渉と国外搬出、南北間の軍事的衝突防止措置への取り組みについて。 核燃料棒の売却先は韓国を想定、米CNNは規模は約1万2千本と報じた。
衝突防止措置は、黄海の南北境界水域を対象に南北と米国の3者による軍事委員会設置の検討と、南北の軍当局間のホットライン開設。(共同)



CNN
N.Korea to allow return of U.N. inspectors after talks with Richardson
December 20, 2010 -- Updated 1619 GMT (0019 HKT)
http://edition.cnn.com/2010/WORLD/asiapcf/12/19/north.korea.agreements/index.html?iref=allsearch





2010/12/20

日韓原子力協定に署名  原子力技術の移転などで相互協力

日韓原子力協定に署名、日本からの輸出が可能に

 前原外相は20日、韓国の権哲賢(クォンチョルヒョン)駐日大使との間で、日韓両国の核物質や原子力関連資機材、関連技術の平和的な利用協力について定めた「日韓原子力協定」に署名した。

 原子力や原発に関する日本の最新技術導入を目指す韓国と、関連技術や機材の輸出促進を図りたい日本との利害が一致した形だ。両国は2009年7月から原子力協定の締結交渉を進めていた。

 韓国は現在20基の原発を有しており、今後も増設を計画している。原子力協定を締結することで、主要な機材や技術を日本から輸出することが可能になる。

 署名された協定では、両国の協力は平和的目的に限定すると明記。軍事転用が懸念されているウラン濃縮や核燃料再処理の技術、プルトニウムなどの移転は行わないことや、専門家の相互交流や核物質・資材・設備・技術の供給なども盛り込まれている。

(2010年12月20日21時14分 読売新聞)

東京市場日経平均株価 前週終値比87円42銭安の1万0216円41銭

東京株式市場・大引け=続落、中国・韓国株にらみで売り優勢の展開
2010年 12月 20日 15:35 JST

日経平均.N225 日経平均先物3月限<0#2JNI:>  

終値    10216.41 (-87.42) 終値 10230 (-60)

寄り付き 10296.55 寄り付き 10280

安値/高値 10182.74─10301.15 安値/高値 10170─10300

出来高(万株) 170906 出来高(単位) 34596



菅首相、「小沢氏招致」 政治倫理審査会



ロシアの草案には、北朝鮮によるウラン濃縮や延坪島への砲撃といった、緊張状態を誘発する行為に対する適切な非難と警告が盛り込まれていない

朝鮮日報
2010/12/20 09:39:13
北朝鮮砲撃:ロシア、安保理で南北の自制を要請
北朝鮮砲撃声明草案で「南北は自制を」 双方に国連特使派遣を提案



国連安保理緊急会合、中国が北朝鮮を非難する決議を拒否

更新日時: 2010/12/20 09:27 JST
中国が北朝鮮の砲撃非難する決議を拒否-国連安保理の緊急会合

12月19日(ブルームバーグ):国連安全保障理事会では、11月23日の韓国・延坪島砲撃をめぐって北朝鮮を非難する決議を中国が拒否したため、朝鮮半島の緊張緩和に向けた取り組みが頓挫している。

  安保理が19日開いた緊急会合に出席した外交官1人が匿名で記者団に語ったところでは、中国は北朝鮮による砲撃への非難で安保理の過半数のメンバーに加わることを拒否した。ブルームバーグ・ニュースは中国側に取材を申し入れるメッセージを電話に残したが、今のところ返答はない。緊急会合はロシアが要請した。




ロシアのこの日の安保理招集要求で韓国は後頭部を殴られた形となった。

2010.12.20 中央日報日本語版
ロシアの突然の「安保理カード」に後頭部を殴られた韓国

 国連駐在韓国代表部は18日、非常事態となった。この日午前のロシアの突然の国連安全保障理事会招集要求のためだ。案件も「韓半島の緊張高調事態の緩和」だった。ロシアの要求は17日に発表した声明と同じ脈絡だった。
韓国には延坪島(ヨンピョンド)射撃訓練を、北朝鮮には軍事力使用を自制すべきとのメッセージを安保理名義で伝えようということだった。韓国はもちろん、延坪島射撃訓練を支持した日本・米国としては虚を突かれた格好だった。
前日ロシアが異例の強い声明を発表してもこれを安保理に持ち込むとは予想できなかったとみられる。今月の議長国の米国が、「一部加盟国が本国との協議をしなければならない」として会議を1日延期したのもこのためとみられる。


2010/12/19

中国を訪問していた米国務省ソン・キム6ヶ国協議担当特使が帰国の途へ

12月19日 17時15分
米特使 中国側と有意義な議論

 朝鮮半島の緊張が続くなか、今後の対応を巡って中国政府と協議をしていたアメリカ国務省の高官は「有意義な議論だった」と述べたものの、双方の立場の隔たりを埋めることができたかどうかについては明らかにしませんでした。

 朝鮮半島情勢を巡っては、中国政府が6か国協議の首席代表による緊急会合を提案しているのに対して、アメリカ・日本・韓国の3か国は、まずは北朝鮮が挑発的な行動を止め、非核化に向けた具体的な行動を取るべきだとして、立場が隔たっています。この問題について、アメリカのスタインバーグ国務副長官とともに、中国・北京を訪問していたアメリカ国務省のソン・キム6か国協議担当特使は、帰国途中、経由地の成田空港で、NHKの取材に対し、中国側との協議について、「有意義な議論だった」と述べました。

しかし、中国側との立場の隔たりを埋めることができたかどうかについては、「ノーコメントだ」と述べ、詳細は明らかにしませんでした。また、韓国軍がヨンピョン島での砲撃訓練の再開を計画していることに対し、中国が懸念を示していることについても、キム特使は「発言を控えたい」としか述べませんでした。朝鮮半島情勢を巡ってアメリカ政府は、来月にもキャンベル国務次官補を日本に派遣し、今後の対応を協議することにしています。

ロシア、朝鮮半島情勢は管理できない状況に陥る可能性がある。

19.12.2010, 17:05
朝鮮半島問題 時間を無駄にするなアレクサンドル ワトゥチン


 ロシアは、朝鮮半島情勢の緊張化を受け、国連安全保障理事会の緊急会合を18日に開催するよう要請したが、議長国の米国はこれを拒否した。
 ロシアのチュルキン国連大使は、この米国の立場について、米国は国連安保理での朝鮮半島情勢を巡る協議を避けていると性格づけた。


中露、外相レベル電話会談 「中国はロシアと常にコミュニケーションを保ち、情勢の悪化を避け、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定を維持することを願う」

2010-12-19 13:53:14 CRI
中、露外相、朝鮮半島情勢について電話会談
 中国の楊潔チ外相は18日夜、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行い、当面の朝鮮半島情勢について意見を交わしました。

 楊外相はこの中で「当面、朝鮮半島の情勢は緊迫化し、更に悪化する可能性もある」として、「中国はあらゆる情勢の緊迫化と激化を招く行為には断固反対し、韓朝双方が冷静さと自制を保ち、対話によるコンタクトを行い、あらゆる情勢をエスカレートさせる行動を取らないよう求める」との姿勢を表し、更に「中国はロシアと常にコミュニケーションを保ち、情勢の悪化を避け、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定を維持することを願っている」と述べました。
 これに対して、ラブロフ外相は「ロシアは朝鮮半島の情勢に関心を寄せ、関係各国に最大限の冷静さと自制を保つよう求めた」として、中国と共に朝鮮半島の情勢緩和に努力していくとの考えを示しました。(翻訳:ヒガシ)

ロシア、安保理緊急会合を要請

国連安保理、朝鮮半島情勢めぐり緊急会合へ2010.12.19 Sun posted at: 11:35 JST

平壌(CNN)
 緊迫する朝鮮半島情勢をめぐり、国連安全保障理事会は18日、米東部時間19日午前11時(日本時間20日午前1時)から緊急会合を開くとの予定を明らかにした。

安保理会合の開催はロシアが要請した。同国のチュルキン国連大使は、会合が当初提案した18日から延期されたのは米国代表団の責任だと述べ、開催までの間に「何事もないことを願っている」と述べた。

朝鮮半島情勢の打開に向けて北朝鮮を訪問している米ニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事はCNNとのインタビューで、会合の開催を歓迎。「非常に緊張した危機的状況」の下で安保理が効果的な役割を果たし、関係各国に最大限の自制を求める声明を出すよう期待すると述べた。

韓国は18日から3日間の日程で計画していた黄海での射撃訓練を、悪天候を理由に延期している。北朝鮮は訓練が実施された場合、11月の延坪島砲撃を上回る「自衛措置」を講じると予告している。

国連安保理、朝鮮半島情勢に関する安全保障理事会の緊急会合を日本時間20日未明に開催

安保理、朝鮮半島情勢で緊急会合 19日に
2010/12/19 9:31
 【ニューヨーク共同】複数の国連外交筋は18日、北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃などで緊張が続く朝鮮半島情勢に関する安全保障理事会の緊急会合が19日午前11時(日本時間20日午前1時)に開かれる予定だと明らかにした。緊急会合は18日に開催される見通しだったが、延期され新たな日時が決まった。

 韓国軍が延坪島周辺の黄海で計画している海上射撃訓練に対し、北朝鮮が再砲撃を警告するなど、軍事的緊張が再び高まっていることを受け、事態打開に向けた方策が話し合われるもよう。朝鮮半島情勢に懸念を示し、南北双方に強く自制を求める声明の採択を目指しているとみられる。

 緊急会合の開催はロシアが要請した。

韓国・於青島沖で違法操業していた中国漁船が韓国警備艦と衝突し沈没 1人死亡

2010年12月19日 読売新聞
中国漁船が韓国艦に衝突・沈没、取締官に暴行

 【ソウル=仲川高志】韓国海洋警察庁によると、18日、黄海にある韓国・於青島(オチョンド)沖の排他的経済水域(EEZ)で、同庁警備艦(3000トン)の海洋警察官4人が違法操業していた中国漁船(63トン)に停船命令を出し、小型ボートで漁船に乗り込もうとしたところ、漁船員から突然、鉄パイプで殴られるなどの暴行を受け、4人が右腕骨折などの重軽傷を負った。

 漁船は警備艦に突っ込んだ後、沈没した。警備艦と周囲の中国漁船が沈没した船の漁船員10人中、8人を救助したが、1人が死亡、1人が行方不明となり、同庁が捜索を行った。周辺には当時、約50隻の中国漁船が操業していた。
 同庁によると、黄海で中韓両国のEEZは重なっており、完全に画定していないが、現場海域は漁業協定などにより、韓国側のEEZとすることで合意済み。

 韓国外交通商省は18日、在韓中国大使館に対し、電話で「人命が失われる結果となったのを遺憾に思う」と伝えた。中国側は、「行方不明者の捜索などの面で協力していく」と応じた。抗議はなかったという。

          ◇

 菅首相は18日夜、前原外相に衝突事件に関する情報収集を指示した。

(2010年12月19日01時19分 読売新聞)


鳩山由紀夫前首相、引退を正式に撤回

鳩山前首相、引退を正式撤回 「不出馬」明言から一転
2010/12/18 13:43

 民主党の鳩山由紀夫前首相は18日午後、地元の北海道苫小牧市で開かれた後援会会合であいさつし、首相退陣時に表明していた政界引退の方針を正式に撤回した。



2010/12/18

『日経』 安保強化へ防衛大綱の着実な実行を

安保強化へ防衛大綱の着実な実行を
2010/12/18付

 長期的な防衛のあり方を示した新たな防衛計画の大綱(防衛大綱)が決まった。海軍力を増強する中国をにらみ、南西諸島や島しょ部の防衛を手厚くするほか、核兵器開発を進める北朝鮮を見すえ、ミサイル防衛力を強めることをうたった。

 日本が直面する安全保障上の課題のなかでもこの2つは優先度が高い。防衛大綱は正しい方向性を示したといえるが、陸上自衛隊の効率化がなお不十分など宿題も多い。

 日本は大小、6千以上の島からなる。なかでも南西諸島は中国海軍が太平洋に抜ける際の重要な出口であり、潜在的な危険にさらされている。この防衛を強めることは日本の安全にとって重要であると同時に、中国海軍の進出を警戒するアジア諸国の不安にも応えることになる。

 ところが米ソ冷戦以来、日本はソ連の脅威を想定して北海道に多くの戦車などを配備する一方、南西諸島の守りは手薄になっていた。

 防衛大綱はこうした状態を改めるため、潜水艦を16隻から22隻に増やすことを決めた。同時に公表した中期防衛力整備計画(中期防、2011~15年度)では、南西地域の島しょ部に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配置することなども打ち出した。

 もうひとつの優先課題は北朝鮮への対応だ。北朝鮮のミサイル射程内にある日本にとって、北朝鮮の核開発は深刻な脅威。政府がミサイル防衛対応型のイージス艦を2隻増やす計画を明記したのも、その表れだ。

 政府は冷戦以来、ソ連の上陸などを想定し、自衛隊の部隊を全国に均等に配置する「基盤的防衛力」構想をかかげてきた。今回の大綱ではこれを完全に撤回し、さまざまな事態に柔軟に即応できる「動的防衛力」の構築をうたった。部隊の配置や装備の構成を固定化せず、情勢に応じて変化させるという考え方だ。

 厳しい財政事情の下で減り続けている防衛予算を効率的に使うためにも、当然の路線転換である。

 今回、陸上自衛隊の編成定数は、前回の04年大綱の15万5千人から1千人減にとどまった。中国軍をにらんだ海空の防衛強化に人員や装備を傾けるうえでも、陸上自衛隊の一層の効率化が重要である。

 政府・与党内で議論になった武器輸出三原則の見直しは、新大綱では見送った。同原則は同盟国である米国向けの一部を例外として、武器だけでなく関連技術の輸出も禁じており、日本は装備品の国際的な共同開発・生産に加われない。これが装備品調達のコスト高の一因になっており、引き続き緩和を検討すべきだ。