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2011/12/16

日本政府の「冷温停止状態」宣言に海外メディアは懐疑的

冷温停止宣言:海外メディアは厳しい見方
 東京電力福島第1原発の原子炉が「冷温停止状態」になったと日本政府が宣言したことについて、国際原子力機関(IAEA)や米国などは評価する声明を発表した。その一方、海外メディアは「原発の安全が確保されたわけではない」などと宣言を疑問視し、日本の原発事故対応に厳しい目を向けた。

作業員延べ66万人、5人死亡=100ミリ超被ばく169人-東電
 東京電力福島第1原発では、3月の事故発生から「冷温停止状態」の宣言までに、延べ66万人の作業員が現場に入った。第1原発ではこれまでに5人が死亡、第2原発でも1人が亡くなっている。
 第1原発では津波で東電社員2人が死亡したほか、復旧作業中に3人が急死した。東電は心筋梗塞などが原因と発表し、被ばくとの関係を否定している。
 東電によると、第1原発で働く同社や下請け企業の作業員の中で、外部被ばくと内部被ばくを合わせた累積被ばく線量が、発がんリスクを上昇させると言われる100ミリシーベルトを超えた人は10月末時点で計169人いた。うち200ミリシーベルトを超えた作業員は9人に上り、最も多い人は約678ミリシーベルトに達しているという。(2011/12/16-20:50)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011121600937



野田総理、「ステップ2」の完了を宣言。「原子炉は『冷温停止状態』に達した」

「原発事故収束」と首相宣言 冷温停止しステップ2終了
 野田首相は16日、政府の原子力災害対策本部の会合で、東電福島第1原発事故について「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至ったと判断できる」と述べ、事故収束への工程表の「ステップ2」完了を宣言した。

 3月11日の地震と津波で原発の全電源が喪失、3基で燃料溶融が起きる未曽有の原子力事故発生から9カ月余り。事故対策の進展を内外に示す狙いだが、原子炉内の状況は把握のめどが立たず、広範囲の除染や住民の帰宅など重い課題が残る中での「収束宣言」には批判が必至だ。

2011/12/16 18:00 【共同通信】





2011/12/11

汚染水の海洋放出は計画に盛り込まれず=福島第一原発の中期的施設運営計画

冷却維持など「妥当」=福島第1原発の中期計画-保安院
 東京電力福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は9日、東電が提出した中期的施設運営計画に関する専門家からの意見聴取会を開き、同計画のうち原子炉への注水や汚染水処理、再臨界の防止などに関する主要部分を妥当と評価した。近く評価書をまとめ、週明けにも国の原子力安全委員会に報告する。

 同計画は、16日にも宣言される見込みの「冷温停止状態」達成後、約3年間の安全確保策。保安院は(1)放射能の放出抑制(2)原子炉や燃料プールの冷却(3)再臨界防止(4)水素爆発防止-の観点から、適切な措置がなされていると評価した。

 保安院は主要部分のほか、放射性廃棄物の管理なども同計画で策定するよう指示しているが、東電は処理済み汚染水の海洋放出を盛り込もうとして漁業団体などから強い批判を浴び、一部の項目は未提出になっている。(2011/12/09-16:57)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011120900800



2011/09/29

温度は上がったり下がったりを繰り返しながら全体として下がっている状態。冷温停止達成の判断は、あと2、3日経過をよく見て

福島第一、全原子炉100度以下に 「冷温停止、判断は先」
 2011/09/29
東京電力福島第一原子力発電所の2号機で28日、原子炉圧力容器下部の温度が99.4度まで低下した。これにより、1~3号機のすべてで圧力容器下部の温度が100度未満に到達。冷温停止を判断する条件の1つである、圧力容器底部の温度がおおむね100度以下となっている状態を実現した。今後、注水の多重性や信頼性を十分に確保し、冷温停止状態を恒常的に維持できるよう冷却を継続する。


2011/09/10

福島第一原発3号機の建屋上部のがれき撤去作業を開始

福島第一原発3号機、原子炉建屋上部のがれき撤去開始
2011年9月10日9時57分
 東京電力は10日、福島第一原発3号機の建屋上部のがれき撤去作業を始めた。3号機は、爆発のため、建屋の天井や外壁が損傷し、がれきが積み重なっている。来夏ごろまでに取り除き、建屋内の燃料取り出しにつなげる。

 作業員の被曝(ひばく)を避けるため、撤去作業には遠隔操作式の解体重機を使う。原子炉建屋周辺に「コ」の字形の作業台(高さ30メートル、幅8メートル、総延長150メートル)を作り、その上に重機を載せる。がれきの総量は約3500立方メートルと見ている。取り除いたがれきは表面線量を測定し、線量の大きさごとに分別して保管する。

 4号機でも9月中旬ごろから、建屋のがれきの撤去を進める。作業エリアの空間線量が比較的低いため、人がのる大型重機で解体作業をする。高所散水車で飛散防止材の散布をしながら撤去する。4号機の使用済み燃料プールの表面に水に浮くカバーをして、がれきがプール内に落ちてこないよう防護する。(今直也)














2011/09/05

福島第1原発3号機=原子炉圧力容器の下部温度が100度を下回る

福島第1原発:3号機の下部温度 初めて100度下回る
 東京電力は5日、福島第1原発3号機で原子炉圧力容器の下部温度が96.9度(午後5時現在)と、100度を初めて下回ったことを明らかにした。容器内の底部に注水する方法に加え、今月から新たにシャワーのように水を真上からかけて核燃料を直接冷やす方法を導入した。この冷却方法による効果が表れたと東電はみている。

2011/06/18

原発工程表、2度目の改定

被曝管理と医療体制強化が課題…東電工程表
 東電の工程表は4月に発表され、今回の改訂は、先月17日に続くもの。

 この2か月で、高濃度汚染水の処理システムが本格稼働にこぎつけ、1か月後のステップ1完了に向けて前進したほか、使用済み核燃料一時貯蔵プールを安定的に冷やす循環冷却装置は2号機で前倒しで稼働できた。一方で、水素爆発を防ぐための格納容器への窒素注入が2、3号機で着手できていないなど、進捗(しんちょく)状況は工程ごとにばらつきがある。

 工程表には、新たな課題として、作業員の放射線被曝(ひばく)管理と医療体制の強化が盛り込まれた。原発敷地内に診療所を新設するほか、内部被曝量の検査装置「ホールボディーカウンター」を10月までに10台増設する。

 また、汚染水の処理に伴って、高濃度の放射性物質を含むスラッジ(汚泥)の発生も新たな問題となってきた。工程表では、来月以降の「ステップ2」に、スラッジが周辺環境に拡散しないように安定的に保管・管理することなどを記載した。また、敷地外への地下水汚染の拡散を防ぐため、地下の遮蔽壁の設置について具体的な検討を始める。

(2011年6月18日01時25分 読売新聞)